10年落ちのMacbookは使えるのか?

10年前のMacbook(Late 2006)を手に入れた。オークションでは人気のようで、10,000円程度の値段がついているものもあるが、うまく行けば3,000円くらいで入手できる。マックは体験してみたいが10万円も出したくないという人にはよい選択肢かもしれない。しかし、古いマシーンを買ってきて何ができるのだろうか、という疑問を持つ人もいるのではないだろうか。

Core 2 Duoの入ったマシーンであればどれでも10.7までのOSを動かすことができる。10.7はAppleのサイトから約2000円で入手できるし、検証用という名目でプリインストールされているものも少なくない。目的にもよるがこれが意外と使えるのだ。

10年落ちのMacbookとOS10.7できることとできないこと

  • Webの閲覧やメールの閲覧には十分の速さがあるのだが、最新ブラウザーが手に入らない。一応、Chromeのインストールはできるが「アップデートが手に入らない」と言われる。
  • ダブルブートにして使えば、PowerPC時代のソフトが活用できる。OS10.5か10.6が必要だ。古いアプリを使いたい人は当然OSも持っているはずだ。パーテーションを分けてもよいし、外付けで使ってもよい。ただし、iMac MId 2007(こちらはEl Capitanが動く)でもOS10.5は使える。
  • 限定的ではあるがクラウドには対応している。例えば、クラウドKeychainなどは使えない。
  • iOSとの間でのAirdropはできない。OSは対応しているが、Airmacが対応していないのだそうだ。
  • iPhotoはAppストアからは入手できないのだが、ヤフオクなどでiLife11が出回っている。ヤフオク価格は1,000円以下だ。これを使うと、iPhoneなどと写真の共有ができるようになる。iMovieを使えば16:9サイズのビデオの編集ができる。
  • 例えば、キャノン製の一眼レフデジタルカメラ(中古でもよい)を持っていればフォトレタッチと管理ソフトをダウンロード入手できる。意外と使える。
  • 今の所は最新のiTunesが使えるのでiOSとの連携は申し分なく行える。

10年落ちのMacBookとOS10.5でできること

意外なのだが、OS10.5でしかできないということもある。

  • Classicとのファイル共有をEl Capitanで試したところできなかった。AppleScript対応が全くなくなってしまったからではないかと思う。10.5は対応ができた。
  • 32bit限定で動くアプリはOS10.5で動かした方がスムーズに動く。
  • PowerPCで使えていたソフトはOS10.5でないと動かない。

今回手に入れたもは、本体価格は4,000円だった。アダプタが付随しておらず2,000円で追加購入し、メモリ4G(ただし3Gまでしか認識しない)を2,000円で追加購入した。合計8,000円。ちょっと使ってみた限りではデフォルトの512MBでは足りないが、3GBもいらない。今回一番驚いたのはOS10.5が512MBでも過不足なく動くということだった。ビデオの編集は時間がかかるように思えるが可能だ。

拡張は比較的簡単

なお、メモリやハードディスクの入れ替えはマックにしては簡単な方だ。旧型Mac Miniのようにコテで裏蓋をこじ開けるなどという荒っぽいことはしなくてもすむ。iMacはメモリの入れ替えは簡単だが、ハードディスクの交換には手間がかかる。

電池も手に入れようと思ったがこれは諦めた。Amazonでみたところ2,000円程度からあるが、中古なのでどれくらい使えるかわからない。古いMacBookのOSは2011年リリースの10.7まで。MacOSは10.6からAppストアが使え、10.7からiCloudと連携できる。

1.83GhzのIntel Core2 Duoは今の水準からみるとそれほど早いものではないかもしれない。しかし、Webやネットで使っている限りでは全くストレスを感じない。

なんとかしてiPhotoを手に入れる


iPhotoを使ってiCloudと連携するのはすこしコツがいるようだ。まず、OSは10.7が必要。次に何かの手段でiLife11のパッケージを手に入れる必要がある。オークションの方が安いのだが、Amazonでも購入できる。Amazonの方が確実かもしれない。

プログラムをインストールすると、アップデートを探しにゆき9.1までは上がった。しかし、iCloudとの連携をするためには9.2以上が必要らしい。アップデートとして9.4.3が見つかったがダウンロードできなかった。ファイルの信頼性に問題が出るというようなプロンプトが出てインストールできないのだ。そこで、Google検索でインストラーを探して、手動インストールした。なぜかアップルのダウンロードセクションで検索すると9系のアップデータが入手できない。

9.2以降をセットアップすると、コントロールパネルのiCloudの項目でフォトストリームが使えるようになる。あとはUSBケーブルなしでiPhoneから写真がダウンロードできる。

その他のクラウド連携

addressPowerPCではクラウド機能が使えなかったが、インテルベースだとicloudとgoogleとの連携機能を使える。

このため、パソコンの移行はスムーズに進んだ。ブックマーク、メール、連絡帳などをパソコンからパソコンにコピーする必要がない。重要なファイルはGoogle Driveに入れた。

Googleのアドレスブックとの連携は、アドレスブックの[環境設定]-[アカウント]-[CardDav]で可能だ。アドレスをGoogle.comにして、GoogleのアカウントIDとパスワードを入れれば連携してくれる。

MacintoshのOSは変わらず使える

OS10.5とOS10.7ではほとんど違いがなく、移行に手間はない。OS10.0のリリースは2001年だそうだが、そのときの基本設計が未だに生きているのだ。WindowsのUIはメジャーアップデートのたびにころころと変わるので、その都度覚え直さなければならないが、Macintoshユーザーにはその悩みはない。OS10.7でOSになれたら、El Capitanにもスムーズに対応できる。

2つのOSを共存させる

中には一台のパソコンで古い環境を保持したいと思う人がいるかもしれない。やり方は極めて簡単だ。

  • まず、OSの入ったディスクを入れて、ディスクからパソコンを立ち上げる。
  • ディスクユーティリティを使ってパーテーションを2つに分ける。
  • それぞれのパーテーションに10.5と10.7のように2つのOSを入れる。予めタイムマシーンで取っておいたバックアップからファイルを復元することもできる。
  • 起動ディスクを立ち上げて、どちらのOSを利用するか決める。

このダブルブートのやり方はWindows(できなくはないらしい)と比べるととても簡単だ。内蔵ハードディスクをパーテーション化するのが嫌なら、外付けのUSBハードディスクにOSをインストールしてもよい。2時間ほどでOSのインストールが終わり、使えるようになる。OS10.5にはRosettaという仕組みがあり、PowerPC時代のソフトがそのまま使える。

バックアップのために内蔵ディスクの1.5倍程度の外付けディスクを持っているとよい。PowerPCは起動ディスクにするならFirewire接続が必要だが、Intel系はUSBからでも起動できる。外付けのドライブを買ってもよいし、2.5inchのハードディスクドライブが1500円程度で手に入るので、それに1000円程度のケースをつけるのが一番簡単ではないかと思う。

古いMacintoshの弱点

このようにいいことばかりのように見えるMacintoshだが、もちろん弱点もある。

既に、FirefoxもChromeもOS10.7をサポートしていない。ソフトウエアの入れ替わりがきわめて激しいので、一度手に入れたインストーラは大事に取っておいた方がよさそうだ。

 

このMacbookは電源周りは弱いそうである。純正品のACアダプタがよく壊れるようで、安い代替品が出ている。Amazoのレビューを読むと「普通に使っていたのに、ある日突然断線した」というようなことが書かれている。マグセーフはもともと教育市場向けに「壊れにくい」というコンセプトで作られたそうなのだが、しゃれたアダプタにしてしまったために機能的に壊れやすいらしいのだ。

電池の持ちが悪いことでも知られる。薄い筐体なので熱を持ちやすく電池の消耗が激しい。

このため、寝転んでYoutubeをみるといったカジュアルな使い方はできないと思った方がいい。意外なことに、3000円で購入したS10eというXPマシンが活躍している。おもちゃのような筐体なのだが、熱を持ちにくい位置に電池が付けられていて5時間程度はコンセントなしで使える。

このような記事もいかがですか