明暗レンジの広い写真(ハイダイナミックレンジ写真)を作る

EOS Kiss デジタルのマニュアルを読んでいて「露光を変えた写真が撮影できる」と書いてある。誰がそんな物好きなことをするんだろなあと思ったのだが、しばらく考えていて「ああ」と思った。

暗いほうに合わせるとこういう絵ができる。窓の外は絵が飛んでいる。

light

で、明るいほうに合わせるとこういう絵になる。手前は黒つぶれする。どっちもきれいに撮影することはできない。人間の目はこの2つを同時に見るようにできているわけで、よくできている。でもカメラには無理。dark

ということで、このいいとこ取りをすればいいんじゃないかということになる。検索すると、こういう写真をハイダイナミックレンジ(HDR)写真というそうだ。最新のアプリケーションだと自動でこれらを重ねてくれるらしいのだが、古いのにはそういうメニューはない。ということで手作業で重ねることにする。意外と面倒。

  1. まず、3つの写真をレイヤーで重ねる。ちょっとずれている。多分、三脚を使って固定したほうが良かったんだろう。今回は手作業でこれを合わせることにした。
  2. 次に暗いのと明るいのコピーしてそれぞれチャンネルを作る。明るいのは白が選ばれるわけだからそのままでいいのだが、暗いのは反転させる。
  3. それぞれコピーしてレイヤーに戻りマスクとしてペーストする。するとそれぞれの絵の中のいいとこ取りした画像が得られる。中間がベースになるので一番下にする。

final

出来上がった写真が特に芸術的ということはないが、原理は多分こういうことだと思う。ハイダイナミックレンジで検索するといろいろな写真が見られる。RAWで撮影すると1枚で同じことができるという情報もある。またPhotoMatrixというソフトを使うと良いと書かれているサイトが多いが、一応なくても作成することはできる。デジカメの中には自動でハイダイナミックレンジ画像を作ってくれるものもあるようだ。最近のバージョンのPhotoshopは、自動でHDR写真を作ってくれるコマンドがあるらしい。

さて、HDRにはもう一つの方法があるらしい。元ネタはこちら。こちらは1枚の絵を再生する方法だ。

CIMG0046 撮影に失敗したぼけた写真のレイヤーを3つ作る。

  1. まず、レイヤーをコピーしてシャドー・ハイライトで階調をはっきりさせる。
  2. 次に、もう一つレイヤーを作り、こちらはハイパスフィルターを付ける。
  3. 階調をはっきりさせたほうのレイヤーをオーバーレイにし、もう一つをソフトライトにして重ねると……
 final2 このような絵が得られるそうだ。旅行の思い出がくっきりとよみがえる。