風景写真をセンスよく撮影する

風景写真や建物をセンスよく撮影するにはどうしたらよいのだろうか。手元にある写真をもとに考えてみた。基本は2つある。1つは画面を九分割すること。もう1つは何か対比できることを見つけることだ。

今回撮影したのはすべてコンパクトデジタルカメラかスマホカメラだ。特別な機材はいっさい使っていない。

まず、基本を知る

kiyomizuまずは、よくある清水寺の写真。ベタな絵はがき写真だが、風景写真をきれいに撮影するためのこつが詰まっているように思える。画面を九等分して、絵を納めて行くとよいらしいのだ。

また建物が正体(せいたい)せずに斜めになっている。奥行きをどう出すかというのも建物写真の場合には重要らしい。これを「パースをかける」などという。

また、背景に京都の街が見える。対比も重要だ。これをふまえて次を見て行こう。

陰影

DSC00017_6山寺の写真。パースが入っている上に陰影がはっきりしている。九分割もなんとなくではあるが守られている。

シャドウを使って写真を構成するという手法はよく取られるようだ。

陰影と反射

CIMG2266こちらも陰影がはっきりしたもの。太陽が波に反射する様子が分かる。撮影した写真のハイライトが際立つように編集した。また、オレンジ色のフィルターをかけると気分が出たりするようだ。これも水面が上部1/3に来るようになっている。

山と海は1/2づつ。何が何でも3分割しなければならないということはない。

基本の三分割ふたたび

CIMG0438成田エクスプレスが来たので漫然と撮影したもの。麦畑、鉄道、空を三分割し、列車が三分割のところで止まるように画面を切り取った。

するとなんとなく狙って撮影した風になる。

基本の三分割

CIMG00361大出の吊り橋は長野にある有名な写真スポットらしい。古い建物が保存してあって、里山の風景が残っている。

これも漫然と撮影したのだが、改めて九分割でフレームを切り直した。

有名なのは北アルプスと里が対比になっているからだろう。

淡い色合いなので、色を立ち上げたくなるみたいだが、リンク先にある写真には、ちょっとけばけばしいなあと思うものもある。やり過ぎには注意したい。

パースペクティブ、光と影

CIMG0036インドにある寺院の内部。パースがかかっていて、外から光が漏れている。

コンパクトデジカメで漫然と撮影したのだが、シャドー・ハイライトを補正したら、印象のある写真になった。

まじめに撮影する場合には、一眼レフカメラでブラケット撮影するらしい。露出を三段階くらいに変えて同じ場所からおさえることをそう呼ぶらしい。

これも偶然に撮影した構図。まとまって見えるのはなんとなく九分割に対応しているからだろう。

パースペクティブ

CIMG0005ということで、清水寺の写真に倣ったもの。パースを付けると建物が立体的に浮かび上がって見える。手前に対象物を入れると(この場合は木)奥行きがしっかりする。

木がなくてもよいのだが、建物で画面をすべて埋めるよりも余白を1/3ほど残したほうが雰囲気が出る。

対比できるものを探そう。

広がりを撮影するためには、何か小さな物を探す

CIMG0020これは本(ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 風景写真)から仕入れた知識なのだが、平原などの風景写真を撮影するためには、平原だけを撮影してはダメなのだそうだ。

手元にある写真で唯一これを実践していたのがこの写真。空や草原が広いのを表現するためには空だけ撮影してもダメなわけだ。

草原もただ撮影しただけでは、だだっぴろいのっぺりとした緑になってしまう。ナショナル・ジオグラフィックの本によると、いよいよ何もない場合には人を入れて遠くから撮影するとよいらしい。

高さ

CIMG0001これも偶然撮影できたもの。背が高いものはパースを付けて上に撮ると「高さ」が出るわけだが、遠くに飛行機雲があるのでより高さが強調できる。

ただ、なかなか狙って飛行機が画面の真ん中に来るようには撮影できない。

高さと湿気

CIMG0001_2これは「失敗した」と思った写真なのだが、雲に煙るビルが高く見える。この大きさだと分からないのだが、下にいる人たちにシャープネスをかけると対比ができる。雨の日に風景写真を撮りに行こうとは思わないのだが、意外とチャンスかもしれない。

これも3分割になっている。空・ビル・足下の街がそれぞれ均等になっている。枠は切り直した。