ドルビープロロジックとCinema Studio EXとは何か?

ソニーのホームシアターシステムHT-K31を使っている。発売日は2003年なのだそうだ。

現在ソニーが売っているホームシアターシステムはスピーカーを前にだけおいてサラウンドを実現しているのだが、当時のものは合計6つのスピーカーを有線で配置する必要があった。配線が多くなりあまりスタイリッシュではない。スピーカーそのものは家具の下などに隠しておくことはできる。

このシステムは特殊なプラグを使っている。コードにプラグをつけてEithernetのように抜き差しできるようなっているのだが、長い間使っていると接続不良を起こす。

ピンセットのような金属で挟み込むようになっているのだが、長い間使っているとこれが開いてしまうのだ。最初は修復の仕方がわからなかった。

透明なプラスチックのケーブルを外して金属を手で曲げるという荒技を使わなければ修正ができない。

現在ではこの形式のプラグはほとんど売られておらず、フジパーツというところがかろうじて代替え品を出している。

信じられないことだが、これが2000円以上もするのだ。恐ろしいことにこれが壊れるとシステム自体が使えなくなるので、プラグをこじ開けて修正しなければならなかった。

 

さて、このホームシアターシステムには幾つかの系統の音響効果が内蔵されている。最初の一群は2チャンネルの信号から人工的に5.1チャンネルを作り出す。ドルビープロロジックと呼ばれている。バージョンが2つあり、1つめは4チャンネルを作り出し、もう1つは5.1チャンネルを作るということだ。後者は映画と音楽でそれぞれ1つづつのモードがある。これを使うためにはきちんと部屋中にスピーカーを設置しなければならない。場所がないからといってスピーカーを中途半端な場所においたり、スピーカーを省略したりすると全く意味のわからないことになってしまう。

ドルビープロロジックは一見するとあまりよく効果がわからない。テレビなどは会話に依存していることが多いのだが、人の声は真ん中のスピーカーから流れることが多いからだ。だが、しばらく聞いていると「あれ?」と思うようなディテールが聞こえることがある。詳細がわかるうえに、音楽などは周囲のスピーカーから広がりを持って聞こえてくるからである。

次の一群は5.1チャンネルの信号をシミュレートする方法でこれをCinema Studio EXと呼んでいる。古いものなのだが、一応ソニーのウェブサイトに説明があった。昔懐かしいフレームを使っているので、その後更新されていないのだろう。ドルビーシステムで専用にデコードされたDVDと光ケーブルなどで接続されたプレイヤーが必要である。あとは地上波放送のテレビも光ケーブルで繋げば臨場感のある音が楽しめるはずなのだが、手持ちのBRAVIAがソニータイマーの影響で壊れてしまいテストができない。いずれにせよ5.1チャンネルから仮想的に複数スピーカーの残響を作る。

最後は単にホールの残響を再現するモードだ。リバーブがかかって「お風呂の中で聞いている」ような残響が得られる。

試しにDVDプレイヤーをつないで使ってみた。オートに合わせるとしっかり認識してくれるようで適当なセッティングを選んでくれる。セリフはセンターのプレイヤーから出てくるし、音楽や効果音は広がりが出る。