ハードディスクのない中古Macを再セットアップする方法

よくヤフオクではフォルダーにはてなマークがあるMacが売られている。起動は可能なので適切なやり方を覚えればすぐにセットアップができる。

macOS の起動可能なインストーラを作成する方法

El Capitan以降のOSをインストールするためには別のMacが必要だ。例えばEl CapitanをインストールするためにはEl Capitan以降が動くMacにUSBメモリなどを挿してEl Capitanのインストーラーを作成する。やり方はAppleのサイトに書いてある。

ターミナルでコマンドを打ち込む必要があるがコピペするだけなのでそれほど難しくはない。

インストーラーができたらMacに刺してopitionキーを押して起動すればインストーラーにアクセスができる。あとはディスクユーティリティで内臓ドライブを初期化したら作業開始である。

古いOSはパッケージを有償で入手する

OS10.6、OS10.7、10.8はインストーラを買わなければならない。

10.5はAmazonかヤフオクを探さなければならないと思うが、おそらくこのあたりのMacをOSなしで買おうとする人はそれほど多くないのではないだろうか。持っている環境を保持するために中古品を物色する人が多いはずだ。

さらに手持ちの(あるいは入手可能な)OSのバージョンと目当てのMacが利用できるOSのバージョンの幅を調べなければならない。

具体例 1 – iMac Mid2007の場合

画面が壊れたとか筋があるということで売られていることが多いiMacのMid 2007だが、El Capitanまでしかアップグレードできないからか、割と安く売られている。

運がよければ3,000円くらいで手に入る。このiMacは画面が真っ白だったのでモニターを殺して使っている。

この機種は10.5から10.11までがインストールできる。

今回入手したマシーンは画面が壊れており(認識はされるが映像が出ない)ハードディスクがなく、なおかつマウンターもなかった。まず、分解して新しいSSDを内蔵した。

外付けのドライブに入っているOS10.5で動作することを確認したのだが、OS10.5ではAppストアが使えないのでOSのアップデートができない。そこで手持ちのOS10.7が動くハードディスク取り出して外付けにして起動したのちにAppストアにアクセスしEl Capitanをダウンロードした思い出がある。

当時はEl Capitanが最新だったのだのでAppストアからインストールできたのだが、今はAppストアからはダウンロードできず、インストーラーを作成する必要がある。ダウンロードバージョンでインストールしようとすると「パッケージがない」というエラーが起きるのだが、これで苦労している人がたくさんいる。

具体例 2 -MacBook Early 2008の場合

この機種は10.5あたりから10.7までが動く。

MacOS10.5はパッケージ版を持っていた。幸いにこの筐体はDVDがなんとか動いたのでDVDドライブ経由でセットアップした。だが、意外と光学ディスクが壊れているものが多く出回っているので外付けのドライブを持っていると安心である。

もっとも良いのはUSBで接続できる外付けドライブに動作するOSごと入れてしまうことである。ただしそのOSで起動してしまうとコピーできない。だから動作するOS+コピー先+コピー元という最低3つのHDD/SSDが必要だ。意外とややこしい。

これとは別にOS10.7.5が動くMacBookを中古で買っていたので10.7も持っていたOS10.7はAppleから購入できる。価格は2222円(税別)だ。

MacOSは一回セットアップしてしまえば別のMacでも利用することができる。これはもしかしたらあまり知られていないかもしれない。ただし、設定の一部(マシンのネットワーク名)など古いものが残ってしまうので、設定の変更は必要になる。

この筐体はEl CapitanなどにはならないのでAppストアが使えるからといってOSのバージョンアップはできない。

電池を外してネジを何本か外せばハードディスクとメモリにアクセスができるので交換は比較的用意なのだが、10.7をインストールしようとしてフリーズさせた時に電源を引き抜いてしまいロジックボードを壊してしまったことがある。簡単とはいえ手順を間違えると思わぬ事故につながるので慎重に作業したい。

具体例 3 -MacMini PowerPCの場合

PowerPC系は10.5までしかアップグレードできない。

MacMiniのPowerPCのセットアップは簡単だ。ハードディスクを内蔵したのちOSのディスクを手に入れてから光学ドライブ経由でインストールすれば良い。おそらく今の時代わざわざPowerPCを買おうという人はOSを持っているに違いない。OS10.5は正規品が手に入らない。Amazonでも売られているののだが、中古品しかなく価格も割高である。

一番の問題点は光学ドライブだろう。外付けのドライブからインストールしようとしてもうまくゆかないことがある。



このため、この手のマシンを手に入れるならTimeMachineでバックアップを作っておくか起動可能なハードディスクを確保するのが重要になる。なお、PowerPCとIntel系で起動ディスクを共有することはできない。PowerPCはUSBを起動ディスクとしては使えないのでFirewireの外付けドライブを持っている必要がある。意外と忘れている人が多いかもしれない。

OSのセットアップにはいろいろな方法がある

MacOSのセットアップにはいろいろな方法がある。

  • 第一の方法は動いている機種のハードディスクを抜いて外付けにしたり内蔵したりしてそのまま使うというものである。
  • 次のやり方はディスクユーティリティを使ってコピーするという方法である。Macではコピーと言わずに復元という。ただし、現在起動しているディスクからは復元できないので、復元をする場合には余分なHDD/SSDが必要になる。いったん外付けで再起動してから内蔵ディスクを復元元に利用するのだ。
  • もう一つのやり方がTimeMachineを使って復元するというものである。OSの復元方法はネットワークから持ってくる方法とTimeMachineから復元する方法がある。ただしネットワークから復元する場合には、以前に同じバージョンをダウンロードしている必要があるので、できればTimeMachineを持っておいた法が良い。

これくらいのことを覚えておけば、例えば「TimeMachineでバックアップを作ってそれを別のマシーンにコピーするという方法があるな」というように迂回策を思いつくことができるだろう。余分のハードディスクがないからといって、動いているものを引っこ抜いてくるよりも普段からのバックアップを使ってコピーした方が早道だと思う。

まとめ

いずれにせよMacOSの再セットアップはそれほど難しくはない、Windowsと違って起動ディスクを使いまわせるからだ。ただし、OS10.6以前はAppストアが使えないとか、10.9以降はディスクが手に入らないなどの癖があり、それを理解しないと複雑に感じられてしまうのではないだろうか。

作者について

Macを使って、写真撮影・管理、レタッチと加工、MIDI楽器を使った作曲、YouTubeに使う動画の編集などがやりたかった。お金がないので「古いMacを使ってどうにかしよう」とヤフオクなどを漁り始めた。

だんだんガジェットMacを物色すること自体が楽しくなり、家に使いもしない古いMacBookなどが溜まりつつある。MacBookだけで、MacBook Late 2007, MacBook Early 2008, Late 2008, EarlyかMid 2009, MacBook Air 2010がある。どれも古いものばかり。

時々短いiMovieで加工したYouTubeビデオなどを上げているが、まだ編集の仕方がよくわかっていない。

「ハードディスクのない中古Macを再セットアップする方法」への3件のフィードバック

  1. 中古のmacの製品登録(シリアルナンバー登録)についてご質問させて下さい。
    現在使用中のmac book pro mid2012のクローンHDを作り、中古で購入予定のmac mini2012あたりにそれを載せ替えて使おうと考えています。
    ここで不安に思ったのが、中古のmacの製品登録は解除されていないと何か不具合はあるのでしょうか?
    自分のAppleIDで起動するHDに載せ替える訳ですから問題はないように思いますが、
    新品のmacは1台しか買った事がなく、中古は買った事がない為購入を躊躇しております。
    ご回答頂けると幸いです。

    1. AppleIDとOSの所有権は関係ないです。つまりOSを入れ替えた後でiCloudのAppleIDやストアのApppleIDを入れ替えることもできます。なのでご相談の件に関しては問題がないと思います。少なくとも私はそういう経験をしたことはありません。Appleも転売じだいは禁止していないので転売する前にはこうしてくださいという案内を出しています。

      こちらにも記事を書きました、
      https://portfolio.hidezumi.com/blog/2020/11/07/%e3%83%a4%e3%83%95%e3%82%aa%e3%82%af%e3%81%a7%e3%83%ad%e3%83%83%e3%82%af%e3%81%8c%e3%81%8b%e3%81%8b%e3%81%a3%e3%81%9fmac%e3%82%92%e3%81%a4%e3%81%8b%e3%81%be%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84/

      一方でこういう問題はあります。
      ここにまとまっています。Mac の起動プロセスが完了しない場合

      AppleID経由で後からロックをかけることができます。PINコードが出て起動できません。
      https://www.too.com/support/faq/mac/maintenance/22469.html

      Macを起動させると、「この Mac のロックを解除するにはシステムロック PIN コードを入力します。」とメッセージが表示されます
      もう一つはこれですね。ファームウェアにロックをかけて所定のディスク以外では使えなくするやり方です。こちらは鍵のマークです。
      https://support.apple.com/ja-jp/HT204455

      ですから起動画面がない製品をオークションで落とすのはやめた方がいいです。記事を読む限りでは?フォルダーや禁止マークは復元可能(かもしれない)ということですが、リスクがゼロということはないので「最悪動かなくても仕方ない」と思える出費額に納めた方がいいと私は思います。私の場合この許容金額がだいたい5,000円くらいで、最低限「動く」ということが確認できたらメモリやSSDを買い足すことにしています。

  2. ご回答ありがとうございます。
    昨夜私もファームウェアパスコード等の問題がある事を知りましたが、その事についても記載して頂きまさにドンピシャでした。
    ご忠告頂いたように、起動画面の表示があるものを購入したいと思います。
    今後も面白いMacの使い方などの記事を期待しております。

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