ハードオフでスピーカーを物色した。SRS-VS1という2000年に発売されたアクティブスピーカーが1000円で売られていた。
もともと、SONYの別のホームシアターシステムを持っていた。プラグの形が独特で抜き差ししているうちに接続が甘くなってしまい時々調整しないと音が聞こえなくなったりする。これがちょっとイライラするのだ。


SRS-VS1は6つのスピーカーを2つで代用する仕組みである。実際にはいくつかのスピーカーが縦に並んでいるらしい。線は1本しかない上にプラグも太いので壊れにくい気がする。古い中古品なのだが音割れはない。

実際に試してみた。5.1chシステムの方はHDDレコーダーとテレビにつないである。そしてバーチャルスピーカーはMacから直差しでデジタルとアナログにつないだ。YouTubeの音源で比べてみたのだが実は違いがあまりわからなかった。アナログとデジタルも切り替えた直後は違いがわかる(ような気がする)のだが、そのうち別に気にならなくなる。バラエティ番組中心のテレビはそもそもステレオですらあまり意味を感じない。
一番違いを感じそうなのはアクション映画のDVDである。実際にやってみた。迫力はあるのだが、後ろから音が迫ってくる感じはない。もっとも「飛行機が後ろから飛んでくる」くらいのことがなければあまり恩恵は感じないのかもしれない。
もう一つ思ったのはSONYのスピーカーの優秀さだ。これを買う前にロジクールのアクティブスピーカー(中古で800円)を持っていたのだがこのしょぼすぎる性能にがっかりしていたのだ。音割れさえなければある程度のメーカーのものであれば古くてもそれなりに満足が出来るというわけだ。
とはいえ、Braviaは内臓のチューナーが壊れてしまったし(いわゆるSONYタイマーというやつだ)5.1Chシステムはプラグが壊れやすい。統合があまり得意でなかったのかもしれない。
ということで使い勝手はとてもよかったのだがSONYはデスクトップを前提としたこの手の商品をあまり作らなかったようである。現在ではSRS-XB41というBluetoothでリンクできるスピーカーが売られているようだ。