税込2000円+送料でSONY α100を手に入れた。AF(オートフォーカス)が壊れているということで買い手が付いていなかったのだ。ヤフオクで手に入る一眼レフカメラとしては良い買い物の一つだ。ミノルタ製のアルファマウントレンズが格安で手に入るからである。
SONY α100はジャンク遊びにはオススメのカメラの一つである。ハードオフにミノルタのレンズがゴロゴロと転がっているからだ。500円から1,000円でジャンクの棚にさえ入れられずカゴに置かれているものさえある。
結局、SIGMAの28mm-80mmレンズのうちオートフォーカスがきちんと動くものを500円で買ってきた。売主が動作確認をしたときにはオートフォーカスできなかったのかもしれないが、レンズによってはきちんと動いてしまうということになる。
SIGMAが嫌ならミノルタの純正品でも1,000円で手に入る。パワーズームというグリップを回すと電動でズームがぐーっと回るやつもあったのだがいまひとつ存在理由がわからなかった。また明るいレンズも残念ながら置いていなかった。

2003年に発売されたCANON EOSS Kiss Digitalよりも、2006年に発売されたSONY α100のほうが使いやすいところがあった。
まず、昼間の明るいところでも液晶が見やすい。
次に、EOS Kiss Digitalはターゲットを判別して後からフォーカスを合わせてくれるということはないのだがα100はきちんと合わせてくれるのでセルフタイマーによるポートレート撮影が楽である。

左からEF 28mm-80mm F3.5-5.6、EF50mm F1.8、Tamron 70-300mm F4-5.6 LD TELE-MACRO(1:2)
さらに、一つ楽なのが手振れ補正である。本体にスイッチが付いていて手振れ補正が自動で行われる。実はCANON EOS Kiss Digitalには手振れ補正が付いていない。このため小物を撮影するのにも三脚を使っていた。
ただ欠点もあった。
とにかく光の加減を調整するのが苦手のようで露出をよく失敗する。あと、ポートレートモードで撮影したものをあとでPhotoshopで調整しようとすると色味が崩れてしまった。室内で小物を撮影してみたのだが特に不具合はでなかった。
MacintoshとのインテグレーションはCANONのほうが進んでいる。EOS Kiss DigitalはMacとつないでライブ撮影みたいなことができるのである。この時代のSONYのαシリーズはテザー撮影が一切できない。
面白いものでEOSで一つ一つ調整してから撮影するのに慣れているので自動で何もかもやってくれると却って物足りなさを感じてしまうのだが、小物の撮影などでは大活躍してくれている。