ジャンク遊びにはあまり向かないマイクロフォーサーズ Lumix GF2

デジタルカメラのジャンク遊びをしていてコンデジと一眼レフの間にあるマイクロフォーサーズが気になっていた。本体だけなら安く出回っているので買ってみたのだが、結論から言うとジャンク遊びには向いていない。

Lumix GF-2/M.Zuiko Digital 14mm-42mm

Lumix GF2自体は2,000円から3,000円くらいのレンジで売られている。中古コンデジの高級路線のものがそれくらいするので、まあこれは許容範囲かなと思う。

問題はレンズだ。ハードオフにはジャンク品が売られておらず保障付きのものが8,800円だった。これはちょっとジャンク遊び的には高すぎる。ヤフオクで2,300円のジャンクレンズを見つけた。ズーム側でエラーが出るという。

ところが実際に手に入れてみると広角側もアウトだった。試行錯誤しているうちに25mmをちょっと超えたところだけスィートスポット的にレンズエラーが起こらないポジションがあった。

Lumix GF-2/M.Zuiko Digital 14mm-42mm

音を聞いてみると、レンズを起動するときに広角側も望遠側もジージーとモーターが空回りする音がする。つまり標準にあたる(それがちょうど25mmを超えたところなのである)ところにしないと起動しない。写真もそのポジションでないと撮影できない。おそらく標準のレンズを買った感じになっているのだと思う。

Lumix GF-2/M.Zuiko Digital 14mm-42mm

一瞬「完全ジャンク」をつかまされたのかと思ったのだが、壊れかけのものだったのだろうと気がついた。もちろんジャンクなので文句は言えないわけだが、ヤフオクにはレンズエラーのレンズがたくさん出回っている。25mmをちょっと回ったところというのは気がつきにくいと思うので、おそらくは気がつかずに売っている人もいるのではないかと思う。

オリンパスのせいなのかマイクロフォーサーズのせいなのかはわからないのだが、レンズが小さすぎて壊れやすいのではないかと思う。そうでなければこんなにたくさんOlympus M.ZUIKOのジャンクレンズが出回るはずはない。

オリンパスは大きな赤字を出していてカメラ事業から撤退するのではないかと言われているようである。ボディーを買ってもらってレンズを買ってもらえればいいと言っているようだが、壊れやすいレンズを作っているようでは先行きは暗いんじゃないかなあと思えた。

今回はテストに撮影しただけなのでどれくらいのボケ具合になるかというようなことはまだ調べていない。外に持って行っていろいろ試してみたい。

ただせっかく買ってしまったので、ボディーレンズ(2,700円)というモーターがついていないものを入手した。Amazonで三週間待ちということなので今送付されるのを待っているところである。よく考えると単焦点のちょっと大きめのコンデジみたいな使い心地になってしまうようだが、手元に来たら試してみたい。


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