高齢者にLINE Clova Friends miniを買ってみた

ことの始まりは、iPad2のiOS 9.3.5でLINEが使えなくなったのがきっかけだった。中古のiPhone SEを買ってきたのだが、電池の持ちが悪いだの小さくて使いにくいだの文句を言い出した。家族からLINEがかかってきても素早く取れないと言ってくる。スマホをスライドして電話を取ることに慣れないらしい。

「そんなの知らないよ」と思ったのだが「高齢者社会なのだから、これを乗り越えれば貴重な知見が得られるのでは?」と考えた。そこで、どうすれば使いやすくなるのか?と思い色々試行錯誤してみることにした。Quoraの情報ではスマートスピーカーがいいですよという。GoogleのAlexaを買っても良かったのだが、せっかくなのでLINEの製品にすることにした。

くまちゃん型のLINE Clova Friends miniがハードオフで1,500円(税別)だったのである。一体何ができるのか?と思ったが買ってみることにした。

充電を始めると勝手に充電と起動が始まるわけだが初期設定がなかなかできない。ネットにはこの初期設定に戸惑ったという声がたくさん上がっている。LINEの想定する通りにセットアップしないとダメなのである。

  1. 一度スピーカーの電源を落とす(実は裏面に電源ボタンがある)
  2. スピーカーの電源を入れる
  3. 初期設定ができていないと言い出す
  4. LINE CLOVAアプリをダウンロードする(iOSだと11.0以上が必要)
  5. LINEアカウントと連携が始まる(ということでスマホにはLINEアプリが入っている必要がある)
  6. 近くにあるスピーカーを探して連携が始まる(スピーカーは電源が入っている必要がある)
  7. スピーカーが見つかるとbluetooth接続が始まる。アプリ経由でwi-fi接続設定をする

例えば気を利かせて最初にBluetooth接続をしてはいけない。Bluetooth接続されているとアプリ経由で接続ができない。また、初期設定ができずにしばらくするとスリープ状態になりスマホから探せなくなる。

一旦連携ができると今後はアプリから「連絡したい人」の名前をカナ(ひらがなかカタカナ)で入力しなければならない。おそらくここまでの作業を高齢者や子供にやらせるのはほぼ不可能だろう。誰かが設定してあげる必要がある。

正直バカにしていたのだが

  • 「クローバ、TBSをかけて」などというと気軽にラジオが聞ける
  • 「クローバ 今日の天気は?」などというと天気がわかる
  • LINEで短いメッセージを送るのも便利

というように手元に置いておいてもいいかなあと思える気軽さはある。「高齢者」とまで行かなくてもデジタルネイティブでない世代は音声入力した方が手っ取り早さを感じるだろう。

最後にこれを当事者である「高齢者」に渡して見たのだが当事者意識はまったくないらしく、どうして私にこれが必要なの?という様子だった。おそらく本心では電話とファックスで何が悪いと思っているのだろう。文句ばかり言っているのはUIが難しいからではなく、実は覚える気がないからなのである。

このくまちゃん型ももともと子供向けを想定しているのだろう。好奇心の強い子供がLINEでメッセージを送る(「ママにメッセージを送って」など)は便利だろうなと思った。だ高齢者によってはバカにするなということになるのかもしれないと思った。意外と悪くない性能の日本語識別機能を持っているのだが、インターフェイスが簡単そうに見えるので軽く見られているように思ってしまうのだろう。

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