iCloudのカスタム・ドメイン設定とmxレコード

iCloudのカスタムドメイン設定をやってみた。Appleのサポートに十分なドキュメントが渡っていないようで、いろいろ問い合わせても詳細には答えてもらえなかった。そもそもこれが何なのかよくわからない。

ちなみにAPPLEの公式ドキュメントでは次のように説明している。

  • メールを受け取った人には、自前のメールアドレスからメールが届いたように見えます。
  • カスタムのメールアドレスは、Apple ID でサインインしていて、iCloud メールがオンになっているデバイスのメール App、または iCloud.com/mail で使えます。
  • メッセージ App、FaceTime、カレンダーでも、デバイスへのサインインなどにカスタムメールアドレスを使えます。
  • iCloud メールを使って、最大 5 つのパーソナルドメインでメールを送受信でき、ドメイン 1 つにつき最大 3 つのメールアドレスを使えます。

どう使うと便利かと言うことはわかるのだが、これが一体何をできる機能なのかはわからない。

結論から言うと、所有しているドメインのメールを一度icloudサーバーに転送する仕組みのようだ。

Apple側はiCloudをまず見にゆくので、そのアカウントをあたかもiCloudアカウントのように使えるのである。

この時に重要なのがMXレコードの優先順位だ。これを間違えると期待した通りに動かないことになる。逆に正しく設定してしまったことで予期しない動きになることがある。

まず、問い合わせは自分が所有しているドメインであるyourdomain.comにゆく。ここでMXレコードを正しく設定しているとicloudのサーバ(mx01.mail.icloud,com)に問い合わせがゆく。このためmxレコードの優先順位(pref)は10になっていなければならない。

この例ではGoogleで購入したドメインとicloudを共存させている。
icloudの優先順位が低いのでicloudに問い合わせが行かない。

この図の場合、Aはicloud.com側で閲覧ができる。Bはyourdomain.comでないと閲覧ができない。icloudに設定がないからである。そしてCはicloud.com側でしか閲覧ができない。アカウントが設定してあってもyourdomai.comの側にはメールは届かないのである。

実際にmxレコードの優先順位を下げて試してみた。yourdomain.comの側で全てを処理してしまうのでAのアカウントは「アカウントが見つかりません」と言うレスポンスが返ってきてしまう。ちなみにBもCもyourdomain.com側で見ることができるようになる。

作者について

Macを使って、写真撮影・管理、レタッチと加工、MIDI楽器を使った作曲、YouTubeに使う動画の撮影と編集などがやりたかった。お金がないので「古いMacを使ってどうにかしよう」とヤフオクなどを漁り始めた。

だんだんガジェットMacを物色すること自体が楽しくなり、家に使いもしない古いMacBookなどが溜まりつつある。MacBookだけで、MacBook Late 2007, MacBook Early 2008, Late 2008, EarlyかMid 2009, MacBook Air 2010がある。どれも古いものばかり。

時々短いiMovieで加工したYouTubeビデオなどを上げているが、まだ編集の仕方がよくわかっていない。


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です