PPCでYouTubeが視聴できない問題を解決する

PPC(PowerPC)でもTenFourFoxを使えばYouTubeが視聴できていたのだが、2018年の10月に立ち上げたところ見られなくなっていた。YouTube側が古いブラウザーのサポートを本格的にやめてしまったらしい。

いろいろ調べてみたのだが日本語には情報がなかった。諦めかけたのだが英語で調べたところ、一応回避策があることがわかった。Preferenceへ行きTenFourFoxタブを選択する。冒頭にMSE(Media Source Extension)を利用するというチェックがあるのでこれをONにする。

デフォルトでこれがOFFになっているのは速度が遅くなるからだそうである。試しにやってみたのだが、やはり最初の数分は静止画状態になってしまう。接続しているうちになんとか頑張ってくれるのだがやはりフル動画にはならなかった。画面を小さくしたところなんとか動いて見えるのかなあくらいにはなる。

このセッティングだと、音が途切れるということはないので、BGMくらいなら使えるのではないかと思う。

古いMacを無線LANネットワークに参加させるには……

古いMacを複数台使っている。過去の資産が使えるということもあるし、まだまだ現役で使える分野も多いからである。しかしながら古いMacの中にはwi-fiがついていないものがあり若干不便さが残る。そこで、これらの機器をどうやったら無線LANネットワークに接続させることができるかを考えてみた。

結論だけを言うと無線機器はメーカーを揃えた方が何かと便利であるが、理由はいくつかある。

これが最初の図である。できるだけ機械を追加しないで使いたいと考えるとこのような陣形になる。無線LAN付きのMacをルーター代わりに使うのである。MacOSでは「インターネットの共有」と呼ばれている。このやり方の最大の欠点はセグメントの分断である。MacOSに備え付けのインターネット共有にはブリッジ機能がないうえに、ネットワークを使う時にはわざわざルーターになるパソコンの電源を入れる必要がある。例えばこの陣形ではiMacからPowerMac G4とMac Mini G4が見えない。セグメントが分かれてしまうからである。つまりネットワークが2つできてしまっており、いわゆる「二重ルーター」状態になっているのだ。こうなると無線LANアダプターが欲しくなる。

ブリッジ機能:ルーターを設置するごとに独自のネットワークが作られる。つまり複数ルーターがあるとネットワークが複数できる。ネットワーク同士ではOSのファイル共有機能は利用できないので、ホームネットワークを構築する場合には、必ずブリッジ機能のあるルーターを使う必要がある。知っている人はわざとネットワークを「ゲスト用」と「自宅用」に分けたりすることがある。こうするとゲストは家の重要なファイルにはアクセスできなくなり便利だ。ルーターが二つ以上あることを二重ルーターと呼んだりする。ゲーム機器などがあると期せずして二重ルーター状態になることがあるという。

無線LANアダプター:有線LANしか使えない機器を無線LAN接続させる機械。ボックスとして別になっているものやUSBを使って接続するものがある。速度や使い勝手などは機器によってかなり異なるようだ。

 

次に試したのはUSBにつけるタイプの無線LANアダプターを加えたものである。PowerMac G4は滅多に使わないので参加を諦めた。ファイルの共有程度なら問題はないが、速度が極めて遅い。Planex社製品は今でも安価で売られているのだが、正直性能があまりよろしくない。さらに別の問題も起きた。光ケーブル端子ONU/無線ルーターの負担を減らそうと古いNEC製のwi-fi機器を引っ張り出してきた。これをAppleのAirMac Expressにつないだのだ。二日か三日ごとにリンクダウンが起こるようになった。

リンクダウン:無線環境がよくないと電波が頻繁に切れる。これを防ごうとしてネットワーク機器が速度制限を行い電波状態が改善すればまた速度をあげる。しかし、電波環境がよくないとどんどんと下がって行き、やがて1Mbps程度になりつなげなくなる。つなげなくなること自体をリンクダウンと呼ぶ(らしい)。

無線LAN機器同士でコンフリクトが起こると徐々に最高速度を下げて行き最終的には回復不可能になって落ちてしまうのである。さらにAirMac Expressが行方不明になる。このNECの機械はADSL時代から使っていたのだが問題はなかった。複数機器が混在したからこうなるのか、高速回線に対応できなくなったのかはよくわからない。ルーターにもメモリがあり、あまり多くのトラフィックをさばこうとすると性能低下が起こるようである。

こうなるとNECのLAN親機をリスタートさせてAirMac Expressもリスタートさせなければならない。これを自動で行うスクリプトを組もうかなと考えたあたりで「やっぱり買おう」ということになった。

最終的には無線LANアダプタがついているBuffaloルーターのセットを買ってきた。ハードオフで1000円だった。これを使ってボタンを一発押せばリンクしてくれる。とても便利である。さらにBuffaloルーターをブリッジモードにしておくとセグメント化も起こらないので、すべてのマシン同しで接続もできる。さらに余ったSSDドライブをBuffaloルーターにつけることでNASとしても機能する。Windowsとのファイル共有に便利だ。

WindowsとMacのファイル共有:本来ならMacとWindowsはファイル共有が容易なはずである。だが、これは建前だけで、解説を見て一生懸命に設定しても相手が見えなかったり、いったん見えていたのに消えてしまうということがある。MacはWindowsのファイル共有機能を「セキュリティが甘い」として嫌っており、WindowsはMacを認めないからである。そこでNASを使ってファイル共有できるスペースを作っておくと便利だ。最近では8GB程度のUSBメモリが1000円以下で売られているので、それを使っても良いかもしれない。

とりあえずファイルをここに入れればUSBメモリを持って家の中をウロウロする必要もないのである。

このBuffaloルーターの親子機セットは同一メーカーでなければうまく機能してくれない。さらに同じメーカーであっても組み合わせによって動かなかったりする。これは親機・子機の関係だけでなく、中継機にもあるようで非常にややこしい。Buffaloではウェブサイトまで作って組み合わせを解説している。だからもし無線LAN環境を拡張したければ同じメーカーだけで揃える必要がある。中古のジャンクショップだとなかなか扱っておらず、手に入れられるかは運次第ということになる。

AIrMac Expressは無線LANを使って接続してもよいはずなのだが、行方不明が頻発した経験もあるので有線でつなぐことにした。無線LAN機能をOffにしてある。全く意味がないように思えるかもしれないが、スピーカーを接続して音楽を聞くことができるのである。無線で接続していた時には行方不明になったり音途切れがあったりしたがそれがなくなった。

本来ならば無線規格さえあっていればなんでも使えるはずなのだが、実際には行方不明になったり使えなかったりする。だから、無線LAN環境を整えるためにはいろいろと気をつける必要がある。ストレスを減らしたいなら同じメーカーで揃えた方が良い。

Mac mini G4を無線対応にする

wifiの付いていないMac mini G4で使うためにGW-USNANO2を購入した。あまり熱を持たないというユーザーレビューが決め手になった。機器が小さいので目立たずにいい感じだ。Airmac Extreme Cardを挿すという方法もあるのだが中古でも4000円近くする上に、アンテナキットを別に用意しなければならない。その上分解作業も必要だ。あまり現実的ではないだろう。

Mac miniのOSは10.5.8。インストールにちょっと癖がある。一応説明書はあるのだが、ほとんど当てにならなかった。インストーラーをダウンロードする必要があり、ネット接続できる環境が必要だ。

ドライバーをインストールすると再起動する。そこで機器を接続すると自動的にユーティリティが立ち上がり、接続ができるようになる。USBに刺して使うのだが、ネットワーク名前がEthernetになる。Airmacのポートを使うわけではないので、すでに54Mbps対応のairmacの付いた機器でも利用できるのだが、airmacでつないでから切り替えようとするとうまく行かないことがあった。混在はさせないほうがよいらしい。

この機器の問題なのかネットワークに問題があるのかは分からないが、Mac間のファイルのコピーなどはめちゃくちゃ遅かった。普通に有線でつなぐべきだろう。Webの閲覧やFTPの転送などは普通にできた。回線のスピードが分かるfast.comによると接続スピードは10Mbpsを超えない。ユーティリティ上では100Mbps以上出ていることになっているがこれは当てにならないようだ。

なおこの機械は10.3(いまどき持っている人がいるかは分からないのだが)には対応していない。少し大きいが、GW-US54Mini2Wが使える。ただし、10.3しか使えないMacはたいていの場合USB1.0にしか対応していないので低速になる。そもそも実用的なネットはできないのでファイル転送のためだけにわざわざ買うのはやめた方がよさそうだ。