Gadget Macで作るデジタルスタジオとは

最初に買ったMacはIIsiだった。この時にmidiの仕組みを一通り揃えたのだがシリアルポートが廃止されて装備が全て使えなくなった。でも「Macは定期的に新製品が出るのだからこれも仕方がない」などと諦めていた。

だが、しばらくするうちにこれは少しおかしいのではないかと思うようになった。古いMacも整備をすればきちんと使うことができるからだ。現に今でもPowerMac G4が起動できる状態でその気になれば当時のソフトウェアなども使うことができる。そこで古いMac(Gadget Mac)を使ってデジタルスタジオが作れるのではないか?と考えた。

古いMacの使い方はいくつかある。例えばOS10.5のMacでも画像処理をやったりテレビを見たりすることができる。

中古のTVチューナーと組み合わせて録画機にできる

またCANONの古いデジカメを手に入れたらライブ撮影ができるような仕組みを構築することも可能だ。できることはOSのバージョンによって異なる。El Capitanくらいのバージョンだと無料でダウンロードできるソフトウェアと組み合わせてライブ撮影+レタッチができるソリューションも作れる。

OS10.5で作るライブ撮影スタジオ(EOS Digtal Kiss初代限定)
息子氏新しいバージョンはDigital Photo Professionalが使える

A1181(ポリカモデルの古いMacBook)にChromeOSを入れれば(今の所は)最新のブラウザーを利用することもできる。

このように使い方次第ではまだまだ現役で活躍できるGaget Macなのだが、意外とこうした側面は知られていないのではないかと思う。

さらにMac以外にもAirmacなどが安く売られている。これを利用してホームネットワークを組むことも可能である。古いMacを捨てる前にぜひこれは別の目的で使えるのではないかということを考えてもらいたいと思う。

もちろん全て古いMacでこなすべきだとも思わない。Webとメールはできれば最新のMacを持っていた方がいい。4Kムービーを編集するのもできれば新しいMacの方がいいだろう。ただそのために全て古いMacと付属品を捨てて新しく揃え直すべきだとも思わない。要するに何をどう使うかということになるのだろう。