古いサポート外のMacBook A1181にChrome OS Flexを入れてみる

Chrome OS Flexが正式にリリースされた。現役ではなくなった古いパソコンにChrome OSを入れることができるというものである。古いMacにも利用できる!と思ったのだが正式サポートされているMacBookはどれも最近のものなので全く古い感じがしない。ちなみに動作保証がついているMacBookはMacBook 7,1以上であり2023年までサポートされるそうだ。

がっかりしたのだが検索するとA1181にChrome OS Flexを入れている人がいた。どうも動くようだ。古いMacBookは捨ててもいいくらいたくさん持っているので「ダメにしてもいいや」くらいの気持ちでいれてみた。MacBook 2007だ。結論から言うと動いた。

インストールするためには8GB以上のUSBメモリにインストーラーをダウンロードする。この時にChromemの拡張機能を使うと言うちょっと癖のあるやり方になっている。やり方はGoogleの公式ページに書いてある。

インストールはめちゃくちゃ簡単

一応この時にUSBから起動することができるようになっているので、しばらくそれで試した方がいい。だが今回は「壊れてもいいや」というMacBookだったため、そのままインストールしてみた。インストール作業自体は20分くらいで終わる。

だができることは限られている。まずChrome上でできることはすべてできる。つまりYouTubeなんかは見ることができる。HD画質程度であれば問題はないと思うが、若干カクつくかな?と言うくらいの遅延を感じることもあった。またGMailを読むこともできる。ただ実用的に使えるだろうなあと言うのはこれくらいである。おそらくスプレッドシートなんかも使おうと思えば使えるのだろうがあえてこれを使ってやろうと言うような気分にはならない気がする。

「普通にウェブが見れる」がスゴいわけ

普通にウェブが見れるだけがすごいのには理由がある。例えばMacBook A1181の多くの機種はLeopardやLionしか対応していないのだがセキュリティの関係でウェブもメールも使えないと思った方がいい。またA1181の2009年モデルはEl CapitanまであげることができるのだがMacOSのSSLの関係で一部のWebサイトにセキュアなコネクションを張ることができない。

今回は16GBのドライブを使ったが8GBで十分なんだそうだ

このブログの一番の人気コンテンツは古いOSで使えるブラウザーなのだが、結構古いOSで使えるブラウザー選びに苦労している人は多いようだ。だが、Chrome OS Flexを使うと、これが普通に使えてしまうのである。もう、捨ててもいいMacBookだけどせめてYouTubeがみたいとかWebが閲覧したいと言うような人にはもってこいのOSなのである。

やはり問題点はある

だがやはり問題はある。まず日本語キーボードが認識されなかった。このためコマンドキー+スペースキーという組み合わせを使う。だが、ChromeOSはこのキーボードがMacだということも認識してくれないためヘルプにはすべてctrl+スペースと書かれている。これがわからないと「日本語さえ入力ができない」となる。これは結構ストレスなのではないかと思う。

次に当たり前なのだがMacの生態系(つまりiCloudのことだ)からは完全排除される。他のMacと写真や音楽の共有はできなくなる。個人的にはEl CapitanやHigh Sierraが動くようなハードウェアにはいれないだろうなあと思った。

内部のHDDの空き容量などが一切わからなくなる。これはネットワーク対応を前提としているからだ。一応GoogleDriveですべてのMacと同期が取れるはずなのだが、急いでいる時に限ってMac版のGoogle Driveが使えなくなるというようなことが意外とある。

最後に内蔵マイクが認識されていない気がする。このためUSBマイクを持ってきて(なんでも捨てずに取っておくべきだなあと思った)OK Googleをやってみた。ただしデバイスマネージャみたいなものがあるわけではないので何が機能していて何が機能していないのかなどを確認する手段が全くない。

ということで技術的にあまり詳しくない人が一台しか持っていないマシンにこのChrome OSを入れるというようなことはしない方がいいと思う。技術に詳しい人がある程度サポートした上でセットアップするというようなやり方をした方が無難だ。当然業務で使うアプリケーションはChromeで動くようなものに限った方がいい。おそらくChrome OSを企業向けに広げるためにGoogleが開発したというようなOSなのだろう。

ただし、きちんと動かせばネットワークへの対応を全く諦めていたMacBookを再び現役機として蘇らせることは可能である

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です