Airmac Expressのブリッジモードはなんのためにあるのか?

Airmac Expressにはブリッジモードと言われるモードがついている。これはなんのためにあるのかを考える。今回は検証のためにハードオフで全ての世代のAirmac Expressを買ってきた。

  1. Airmac Express 802.11 g:ACアダプター型の最初のモデル。後述するようにジャンクのために無線LANに問題があった。WANポートがついている。
  2. Airmac Express 802.11 n 第一世代:ACアダプター型の二番目のモデル。802.11 nに対応した。WAN/LAN兼用ポートがついている。
  3. Airmac Express 802.11 n 第二世代:AppleTVと同じ形をしている。WANポートとLANポートが分かれている。

これを次のようにして接続した。

これをこのままで接続すると次のようなことが起こる。

  • 1はインターネットに接続できない。ルーターを見つけてくれないからである。WANポートからWi-Fiポートに中継するときにルーター機能が働くため別ネットワークとして認識されてしまう。このため根元のONU兼ルーターを見つけてくれなくなる。
  • 2はインターネットに接続できる。これはONUと直接結ばれているからである。
  • 3はインターネットに接続できない。これもWi-Fiポート以降は別ネットワークとして識別される。

要するにAirmac Expressをクライアントモードとして利用している分にはいいのだが、なんらかの中継器として利用しようとした場合には「別ネットワーク扱い」になる。

これを解消するためには各々ブリッジモードを設定してやる必要がある。それぞれをブリッジモードにするとようやく3つとも同じ管理画面から見ることができるようになった。なお802.11 gはOS 10.5とOS10.6で動くAirMacユーティリティでしか管理できないため、今回は古いバージョンで設定することにした。

802.11 gバージョンの設定。Ethernet接続を選んで接続共有で切を選ぶ
802.11 n 第二世代の設定。Ethernet接続を選んで接続共有で切を選ぶ

こうすることで全ての機器が同じネットワークに入り全体が見渡せるようになった。Airmac Express1とAirmac Express 3はWi-Fiの電波を飛ばしているので接続するとインターネットにつながる。またスピーカーも見ることができるようになった。

802.11 gと802.11 n 1st genは外からは区別ができない。
802.11 n 2nd genはAppleTVのような形をしている

Airmac Expressはネットワーク拡張に対応していないようだ

Airmac Extremeは中継器として利用することを想定している。このためまずAirmac Extremeをネットに接続しておき、Airmac Expressを足すと「ネットワークの拡張」をするかを聞かれる。これでWi-Fiの電波が届きにくいところにAirmac Express中継器として利用するのである。

ところがAirmac Express同士はこのような使い方は想定されていないためネットワークの拡張は使えないようだ。

さらに今回買ってきたAirmac Express 802.gはあまり調子が良くないようである。Wi-Fiのみで接続すると設定ができなくなることがある。ネットワークから消えてしまうのだ。さらにこれを接続するとネットワーク全体がインターネットに接続できなくなることがある。これを抜いたところネットワークが復旧したためになんらかの不具合を起こしているようだ。

さらに混在環境で無線接続経由で設定をやろうとすると、設定を読みに行ってそのままエラーを起こして止まってしまう場合がある。Ethernetで直接Macと接続すると設定を読みやすくなる。マニュアル通りに設定したからといって正しく動いてくれないのである。

つまり、設定をうまくやったからといってきれいに動くという保証はない。できるだけネットワーク構成を簡単にするのが一番の上策という気がする。

なおネットワーク設定を色々といじると思わぬところに弊害が出ることがある。今回も直接ONUに接続してスピードテストをやったところアップロードが1Mbpsという数字が出た。ONUを再起動したところ元に戻った。

きちんと設定してやればスピーカーを共有しつつネットワークアダプターとしても使える

ちなみに今回のセットはBuffaloのWZR-HP-G301NH/Eの置き換えである。WZR-HP-G301NH/Eは親機と子機の組み合わせになっている。無線LANに対応していないPowerMac G4のアダプターとして利用していたのだが使わないときにはこれといった用事もないために撤去することにした。

厳密に言えば802.11 n 第一世代か第二世代が1台だけあれば二台分の仕事をしてくれるのだが安かったので話のネタにと全て買うことにした。802.11 gと802.11 n第一世代が各500円で、802.11 n第二世代が1500円だった。さらに、Airmac Expressにはスピーカー共有機能もついているためホームシアターシステムに接続しておけば同じネットワーク上のMacを全てホームシアターシステムに接続させることができる。

本来ならWZR-HP-G301NH/Eは300Mbpsまで出ることになっているはずなのだがiMac 2010だと120Mbpsから130Mbpsというのが限界値のようである。インターネットの接続まで入れるとどちらにせよ60Mbps程度の速度しか出ない。ただこれくらいの速度があればYouTubeやAirplayのハイビジョン動画であれば問題なく伝達してくれる。

もちろんルーターモードにして接続することも可能

AirmacExpressのルーター機能をONにするとどうなるのか。ルーター機能をONにしたネットワークはインターネットから遮断される。つまり外側から覗き見をすることができなくなる。これをうまく利用すればファイル共有システムをインターネットと独立させることも可能である。

ただしセキュアなクラウドネットワークが普及した今、こうしたホームネットワークの需要はそれほど多くないかもしれない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。