サウンドバーを買って後悔する人・ホームシアターシステムを買って後悔する人

ホームシアターシステムとサウンドバーを持っている。カタログページはあくまでも「売りたい人」の目線で書かれているが、後悔しそうなポイントについてはあまり触れられていない。

そこで、あえて「後悔するポイント」に次いて調べてみた。

ホームシアターシステムを買って後悔する人

はじめに

  • 初期型は配線が面倒だ。ネットワーク型はネットワークによる遅延が発生する可能性がある。
  • ある特定の場所で効果的な音が聴こえる定位置問題がある。

意外と配線が厄介

ホームシアターシステムは「音で包まれる感覚」が得られる。ところが物理的にスピーカーを設置するため配線が面倒だ。特にこのSONYのホームシアターシステムは特殊なプラグを使っている。コードを束ねて使っていると重みで接続が緩むことがある。すると使わない間に音が聞こえなくなることがある。おそらくコードが下手っているのだろう。そのため定期的にサウンドテストをして結線が正しくできているかを確認する必要が出てきた。この配線の厄介さが最初の問題になる。

最近はスピーカーさえ置けば自動的に音場を計測してくれる機能がついているホームシアターシステムも出ている。ただしかなり高価なソリューションが多い。またネットワークに依存するものもありネットワークメンテナンスという別の手間が出てくる。

どこでもいい音が聴こえるわけではないという定位置問題

正確な効果を得るためには定位置を決める必要がある。大きなテレビの前にソファがあるという前提になっている。ある程度広い家に住んでいるか、あるいはシアター専用の空間を確保できるならホームシアターシステムの方が音質が良いということになるのだが、6畳程度のワンルームに暮らしている人には過剰な投資になるのかもしれない。

さらにスピーカーを置く場所も問題になる。部屋が広いのなら問題はないのだが、色々とごちゃごちゃと置かれている部屋に5つのスピーカーと1つのサブウーハーの箱を置くのはかなり邪魔に感じる。

例えばゲームで気軽に臨場感を得たいという人は2.1chスピーカー(ステレオとサブウーハー)だけのシステムにした方がいいかもしれない。

定位置さえ決めてしまえるならばMacの接続は簡単

ここまでは悪口を書いてみた。だが、もちろん良い点もある。MacやiPhoneとの接続は簡単である。YouTubeの音が本格的になるので音楽をよく聞く人は思い切って投資してもいいかもしれない。

  • 最近のソリューションはBluetoothがついているものも多い。
  • 別途AppleTVやAirMac Expressなどを購入すればスピーカータブから自動で切り替えることもできる。中古のAppleTVは1000円から2000円くらいで売られているし、AirMacExpressであれば500円くらいで手に入ったりする。つまりハードオフなどで古い形式のホームシアターシステムを買ってもそれなりの環境が構築できる。

投資するなら思い切って

ホームシアターシステムを選択したい人はきちんと音楽を聴くことができる場所を整備した上で、徹底的にお金をかけたほうがいいと思う。有線よりも無線の方がスピーカーのメンテナンスが面倒ではない。これを書いている現在ではHT-A9が最もよく売れているようだ。ワイヤレスで音場設定などをすべてやってくれるそうだ。だがサブウーハーなしで価格が20万円もする。サブウーハーを入れると30万円近くになる。

結局のところ「高いシステムを買った割に効果が今ひとつだった」というのがガッカリポイントだ。つまりハードオフなどで安いシステムを購入できるなら試しに買ってみるくらいの気持ちで導入するのもアリなのかもしれない。お金の使い方にメリハリがつけられるかがポイントだ。

サウンドバーを買って後悔する人

はじめに

ホームシアターシステムがあまりにも高いので「代替品」としてサウンドバーシステムがよく売れている。kakaku.comのカテゴリーではサウンドバーとホームシアターシステムの区別はなく「同じカテゴリー」のように扱われているのが実情だ。だが、実際にはこの二つは別物だと思う。

  • 本格的な音場が欲しい人はホームシアターシステムの方がいいかもしれない。レビューを見ると「やはり本格的ではなかった」と文句を書いている人が多い。
  • 意外と場所を取る可能性があるので置き場所は最初に検討しよう。
  • 実はスマホ用にチューニングされた映像コンテンツは苦手。人間の「声」が聞きにくくなるという傾向もある。各社ともにさまざまな工夫をしているので、できるなら声がどのように補正されているかは確認しておいた方がいい。
  • 無線接続には音途切れ問題がある。ネットワーク設定が苦手な人は有線接続を検討した方がいい。

本格的にホームシアターを構築したい人には向かない

今回導入したのはハードオフで見つけたYAS-101という初期型のサウンドバーだ。やはりホームシアターシステムと比べると「包み込まれる感じ」はしない。サウンドバーはホームシアターの代替品にはなり得ない。どちらかというと残響を使って音の解像度を上げているという感じだ。

YAS-101が立体音響に対応していないという事情はある。しかし立体音響に対応していたとしてもホームシアターシステムの良いに包み込まれるような感覚にはならないだろうと思った。壁に音を響かせて残響で擬似的に音に立体感をつけるというような仕組みになっているからである。

置き場所は最初に検討したい

今回一番の障壁は置き場所問題だった。ハードオフにある物をたまたま見つけて買ってきたのだが実は80cm程度の大きさがあり「これはどこに置くんだ?」ということになった。結局、机の下に棚をおいてそこに置くことにした。細長い割に意外とでかいので置き場所は最初に検討しておきたい。買ってきたのに持て余したとなるのはもったいない。

最近はこの置き場所に配慮して「小型のサウンドバー」なども売られている。サウンドバーとは書いているが要するに細長いアクティブスピーカーである。名前の付け方が曖昧になっているので「サウンドバーを買ったつもりが単にアクティブスピーカーだった」ということがあり得る。メーカーのサイトで反響や音場についての記述がないものは「単なる細長いスピーカーだ」と思ったほうがいいだろう。YAMAHA YAS-101は初期型とは言えさすがにドルビー対応が謳われている。またYamaha独自のAir Surround Xtremeという技術が使われている。

スマホ用にチューニングされた映画を見たい人にも向かない

使ってみて発見したこともあった。DVDで映画を見た時にはそれなりに満足だったが、GYAOでアクション映画を見た時に、セリフとアクションシーンでボリュームを何度も調整しなければならなかった。

これはおそらくGYAOがスマホやPCといったあまりよくない環境で迫力が得られるように音を調整しているからなのだろう。元々サウンドバーそのものが「声」の聞き取りが良くなるように補正している。オリジナルにも補正が施されていると前提が崩れておかしなことになる。

YouTube動画も度々ボリュームの調整が必要になる。ものによって音の調整が違っているからだ。

サウンドバーの音途切れ問題

Bluetooth機能付きのサウンドバーには音途切れ問題があるそうだ。Bluetoothの使用電波帯と2.4Ghz帯のwi-fiは電波帯が干渉するためどうしても避けられないのだと思う。MacユーザーやiPhoneユーザーがこれを回避するためには電波干渉が少ない5Ghz帯の通信や有線接続を使えばいい。そのために利用できるのがAppelTVとAirMac Expressである。どちらもハードオフなどで2000円程度で売られていることがある。

もちろん光デジタルケーブルで物理的に接続することができる。音切れがどうしても気になるならローテクだが有線接続がおすすめだ。

まずは「音途切れがある」という前提でサウンドバーのスペックを見るといい。メーカーによっては対応に次いて書いているところがある。

気楽な投資で音が良くなるのが最大の魅力

ここまでネガティブなことを書くと「サウンドバーは買うな」という主張だと思われそうだが、やはり気楽な投資でそれなりに音が良くなるというのは魅力的である。

今回はAirMac Expressとサウンドバーを接続してMacでYouTubeを見た。これくらいの使い方であれば十分に満足ができる。サウンドバーは2,000円だ。「これくらいだったら投資してもいいかなあ」という価格だった。また、新品で買っても20,000円か30,000円くらいで買えるようだ。YamahaのYAS-109(サブウーハーなしのモデル)がAmazonで19,800円だった。

サウンドバーはテレビの音をよくするのに向いている。比較的座る場所は選ばないのでふとした瞬間に「あれいい音だな」と感じることがある。映画をじっくり見ようという人にとってサウンドバーは少し物足りないと思うのだが、そもそも映画をじっくり見ようとする人は減っていると思う。1年に1度映画をじっくり見るためだけにホームシアターシステムを買うなら、普段の音が良いサウンドバーシステムを買った方がいいと感じる人がいるのは無理もないと思う。

それでも迷うという人のために

それでも自分はどちらがいいかを迷うという人もいるかもしれない。ハードオフにゆくと少し古めのホームシアターシステムが売られている。ジャンクで5,000円くらいだ。最初はこういうものを買って「よく使うな」と思うなら、思い切ってホームシアターシステムを購入してもいいかもしれない。初期型ホームシアターシステムといっても音質が悪いというわけではない。どちらかと言えばネットワーク対応の有無が違いになっている。

またジャンクコーナーにはアクティブスピーカーもたくさん取り扱われている。最も狙い目なのは光デジタル端子がついたiPod用のドックスピーカーだ。iPodを持っている人はもうほとんどいないのだろう。

もちろんBluetoothがついた新品を買ってもいいのだろうがジャンクで売られている格安のスピーカーを無線化してMacやiPhoneのスピーカーとして利用することもできる。このころのスピーカーはデザインが凝ったものが多く実用品としてだけでなくコレクターアイテムとしての魅力もありそうだ。

これらのスピーカーは低音の聞こえがいいということはないのだが、どこにおいてもそれなりの音が聴こえるという設計になっている。用途によって使い分けたい。

AppleTVと組み合わせて無線化も可能
AppleTVだけでなくAirMac Expressなども使える
各社とも工夫を凝らしており面白いデザインのものが手に入る。
これはLogiCoolのドックスピーカーだ。

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