サウンドバーを買って後悔する人・ホームシアターシステムを買って後悔する人

ホームシアターシステムとサウンドバーを持っている。それぞれに良さがあるのだが、特性を知らないで買うとがっかりする人がいるのではないかと思った。そこで、サウンドバーを買って後悔する人とホームシアターシステムを買って後悔する人について考えて見た。

特にMacやiPhoneの音をよくしたいと考えるユーザー向きに色々と考察して見ようと思う。

ホームシアターシステムを買って後悔する人

ホームシアターシステムは「音で包まれる感覚」が得られる。ところが物理的にスピーカーを設置するため配線が面倒だ。物によっては特殊なプラグを使っているため使わない間に配線が緩み音が聞こえなくなることがある。そのため定期的にサウンドテストをして結線が正しくできているかを確認する必要がある。

最近はスピーカーさえ置けば自動的に音場を計測してくれる機能がついているホームシアターシステムも出ている。ただしかなり高価なソリューションが多い。

さらに、正確に設計された効果を得るためには定位置を決める必要がある。つまりテレビとソファをおいたうえで「どこに座るのか」を固定しなければならないのである。ある程度広い家に住んでいるか、あるいはシアター専用の空間を確保できるならホームシアターシステムの方が「音質が良い」ということになるのだが、6畳程度のワンルームに暮らしている人には過剰な投資になるのかもしれない。

さらにスピーカーを置く場所も問題になる。部屋が広いのなら問題はないのだが、色々とごちゃごちゃと置かれている部屋に5つのスピーカーと1つのサブウーハーの箱を置くのはかなり邪魔に感じる。

例えばゲームで気軽に臨場感を得たいという人は2.1chスピーカー(ステレオとサブウーハー)だけのシステムにした方がいいかもしれない。

ただし、MacやiPhoneとの接続は簡単である。最近のソリューションはBluetoothがついているものも多いが、別途AppleTVやAirMac Expressなどを購入すればスピーカータブから自動で切り替えることもできる。中古のAppleTVは1000円から2000円くらいで売られているし、AirMacExpressであれば500円くらいで手に入ったりする。

それでもホームシアターシステムがいいという人は、徹底的にお金をかけたほうがいい。有線よりも無線の方がスピーカーのメンテナンスが面倒ではない。これを書いている現在ではHT-A9が最もよく売れているようだ。ワイヤレスで音場設定などをすべてやってくれる。だがサブウーハーなしで価格が20万円もする。サブウーハーを入れると30万円近くになる。

サウンドバーを買って後悔する人

ホームシアターシステムがあまりにも効果なので「代替品」としてサウンドバーシステムがよく売れている。kakaku.comのカテゴリーではサウンドバーとホームシアターシステムの区別はなく「同じカテゴリー」かのように扱われているのが実情だ。だが、実際にはこの二つは別物だと思う。

サウンドバーを買って後悔する人には二種類いると思う。最初のカテゴリーは本格的なホームシアターを設置したい人である。大きなテレビで臨場感のある映画を見たいという人はリビングルームにソファーを置いてホームシアターを設置した方がいい。

本格的にホームシアターを構築したい人には向かない

サウンドバーはかなり大きい割に包み込まれるような感覚は得られない。つまりサウンドバーはホームシアターの代替品にはなり得ない。どちらかというと残響を使って音の解像度を上げているという感じだからだ。

今回買ったのはYAS-101という初期タイプで立体音響には対応していない。しかし立体音響に対応していたとしてもホームシアターシステムの良いに包み込まれるような感覚にはならないだろうと思った。

スマホ用にチューニングされた映画を見たい人にも向かない

ここまではなんとなく想像ができると思うのだが使ってみて意外なこともあった。それはGYAOでアクション映画を見た時だった。セリフとアクションシーンでボリュームを何度も調整しなければならなかった。これはDVDで映画を見た時にはやらなくてよかった操作である。

これはおそらくGYAOがスマホやPCといったあまりよくない環境で迫力が得られるように音を調整しているからなのだろ思う。ホームシアターシステムと違ってサウンドバーは残響によって音を強調する仕組みを取っているため、スマホ用の音源だとかなり歪な感じになってしまうのだ。

今回はAirMac Expressとサウンドバーを接続してMacでNATO を見てみた。これくらいの使い方であれば十分に満足ができる。サウンドバーは2000円で入手したので「これくらいだったら凍死してもいいかなあ」という価格だった。だが新品で買っても20000円か30000円くらいで買えるようだ。YamahaのYAS-109(サブウーハーなしのモデル)がAmazonで19800円だった。

サウンドバーはテレビの音をよくするのに向いている。比較的座る場所は選ばないのでふとした瞬間に「あれいい音だな」と感じることがある。映画をじっくり見ようという人にとってサウンドバーは少し物足りないと思うのだが、そもそも映画をじっくり見ようとする人は減っていると思う。1年に1度映画をじっくり見るためだけにホームシアターシステムを買うなら、普段の音が良いサウンドバーシステムを買った方がいいと感じる人がいるのは無理もないと思う。

サウンドバーの無音化問題

サウンドバーには無音化問題というものがある。Bluetoothで飛ばすと音が途切れることがあるという問題である。Bluetoothの使用電波帯と2.4Ghz帯のwi-fiは電波帯が干渉するためどうしても避けられないのだと思う。MacユーザーやiPhoneユーザーがこれを回避するためには電波干渉が少ない5Ghz帯の通信を使えばいい。そのために利用できるのがAppelTVとAirMac Expressである。どちらもハードオフなどで2000円程度で売られていることがある。設定はiPhoneかMacのアプリで行うことができる。

もちろんローテクだが光デジタルケーブルで物理的に繋いでしまうということもできる。音切れがどうしてもきになるというなら有線接続を選んだ方がいいかもしれない。

それでも迷うという人のために

それでも自分はどちらがいいかを迷うという人もいるかもしれない。ハードオフにゆくと少し古めのホームシアターシステムがジャンク5,000円くらいで売られている。最初はこういうものを買って「よく使うな」と思うなら、思い切ってホームシアターシステムを購入し、ついでにソファーやテレビモニターなどを揃えてゆけばいいと思う。

またジャンクコーナーにはアクティブスピーカーもたくさん取り扱われている。最も狙い目なのは光デジタル端子がついたiPod用のドックスピーカーだ。iPodを持っている人はもうほとんどいないのだろう。

もちろんBluetoothがついた新品を買ってもいいのだろうが、ジャンクで売られている格安のスピーカーを無線化してMacやiPhoneのスピーカーとして利用することもできる。このころのスピーカーはデザインが凝ったものが多く実用品としてだけでなくコレクターアイテムとしての魅力もありそうだ。

AppleTVと組み合わせて無線化も可能
AppleTVだけでなくAirMac Expressなども使える
各社とも工夫を凝らしており面白いデザインのものが手に入る。
これはLogiCoolのドックスピーカーだ。

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