マイクロフォーサーズを買って後悔する人・しない人

安いカメラを集めていて「マイクロフォーサーズ規格」を知った。持ち運びに便利なカメラだがOlympusの低迷と共に一時「オワコン扱い」されていた。

現在の主なマイクロフォーサーズはLUMIXのGシリーズとOlympusの流れを汲むOM DE-M10, Pen E-PL10などである。主流ではなくなったと思われていたのだがLogicoolがアメリカとカナダの市場に配信特化型のマイクロフォーサーズ機を投入することになりまた盛り上がる兆しを見せている。

つまりこれまでのような写真需要ではなく配信やVLOGといった新しい分野で期待と注目が集まっていることになる。


Amazonの売れ筋をみるとSONY ZV-E10が上位にランクインしている。Panasonicはこれと似たLUMIX G100Dを2024年1月26日に発売開始した。トライポッド付きが95000円になっている。

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LUMIX G100D従来型LUMIX G100と違いUSB-Cでの充電が可能になった。ただしデジカメウォッチによると「静止画を撮影するお客」の方が多いそうである。

V-LOGカメラとしてはSONY ZV-E10の方が浸透しているのかもしれない。SONY ZV-E10はセンサーサイズが大きめのAPS-Cに対応しているため同じ明るさのレンズでも後ろボケなどは確かに得やすい。

漠然とセンサーサイズと画質が比例するように思っている人も多いはずだが技術革新によリこれは過去の話になっている。

実際に2024年2月に発売されるOM-1 Mark IIは過去のしがらみにとらわれない斬新なカメラに仕上がっている。ギズモードによると「オリンパスのライセンスが終わる」ため新しいモデルを出す必要があったと噂されているそうである。

フィルターを付け替えるのと同じ補正をソフトウェアが瞬時にこなし絵作りをサポートするほか手ぶれ補正機能もどんどん進化している。

ギズモードは「風景写真に力を発揮するだろうとしている。

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このようにマイクロフォーサーズはV-logやアウトドアなど特定の分野で新しいニッチを獲得しようとしている。機動性の高いアクティブな人に「持っていると生活が豊かになる」というカメラに変貌しようとしているといえるだろう。ロジクールの新しい配信特化型カメラの投入もこの流れの一環と言える。

数年使ってみて個人的にもこの流れには納得できるものがある。

YouTube用の動画を撮影するときはマイクロフォーサーズでという使い方が定着した。比較的古いモデルでも追尾性能が良い。このためピントずれなどの失敗が起こりにくいのだ。

まずメリットをおさらいしておく

まずマイクロフォーサーズのメリットをおさらいしておく。一言で言うと「小さくて気楽」なのがメリットだ。センサーサイズが小さいので口径の小さなレンズが作れる。

小さくて気軽なのに一応レンズの交換ができる。Olympusのカタログは「感性の任せるままに写真を撮って思い出を残せる」というコンセプトで女性のモデルを使ってE-PL10を売り、男性の写真はレンズの交換の部分で使われている。Olympusは小型軽量にこだわり「アウトドアカメラの持ち運びカメラ」というコンセプトを徹底させたそうだ。

気軽なカメラだがそれなりに拡張性があると強調している。PanasonicのマイクロフォーサーズはV-log用カメラ(G100)がAmazonのおすすめになっている。持ち運びができるのがメリットということになる。5軸のハイブリッド手ぶれ補正が使われているという。初期型に比べると手ぶれ補正性能が格段に上がっている。

このため個人的にはYouTubeの撮影は全てマイクロフォーサーズで行っている。ビデオ撮影でもオートフォーカス性能が良く近接撮影もできるため使い勝手がいい。

小さくて軽い

  • マイクロフォーサーズは持ち運びの利便性を前提に作られている。センサーサイズが小さいため同じ望遠レンズでも小さく仕上げることができる。
  • センサーサイズが小さいため背景がボケにくい。周辺情報まで含めて記録を取ることができる。G100のようなV-Logカメラには向いている。
  • 比較的安い価格で近撮から遠撮までカバーできるシステムを構成できる。
  • 最初からミラーレスを前提にした規格なので気軽にムービー撮影したい人には非常に向いている。

気楽

  • ミラーレスでないAPS-C一眼レフやフルサイズ一眼レフカメラを持っていると「本格的に写真を撮影する人」に見えてしまう。ところがマイクロフォーサーズは小型であるため撮影をやっていても街に馴染む。例えば街中でムービーを撮影したい場合などは周りを警戒させることなく自然なリアクションを引き出すことができる。

これら2つのメリットを通じて得られた解答が「アクティブな人に向けて生活がちょっと楽しくなるツールを」という提案なのだろう。特にOlympusのカメラは最初から小型軽量にこだわっており設計に無理がない。これが一眼レフから出発して徐々に小型化ミラーレスに移行したフルサイズやAPS-Cとの違いだ。

あまり心配しなくても良かった点

次にあまり心配しなくて良かった点を書く。

マイクロフォーサーズ規格はなくなってしまうのではないのか?

オリンパスが2020年6月にカメラ事情から撤退したため「マイクロフォーサーズ規格そのものがなくなってしまうのではないか?」という懸念があった。だがOMデジタルソリューションズとして分社化し事業は存続された。

当時はスマホに押されてデジカメ自体がなくなってしまうのでは?などと言われていたようだが、アウトドアに持ち運びができるというコンセプトを徹底することで危機を乗り切った。

時代とはわからないものだ。

コロナ明けすると「お出かけ需要」が増えミラーレスカメラの売り上げが好調になっている。2023年の記事だ。マイクロフォーサーズはフルサイズやAPS-Cに比べると被写体震度が浅い。ボケ感が得られないので静止画ではデメリットになる。だが、動画では「一度にたくさんの情報を抑えることができる」ためこれをメリットにできる。パナソニックは動画を作ってから配信までを一貫して管理できるソリューションを提供することにより再びシェアを奪還したいと考えているようである。こちらはV-logが解答になった。

現在はV-Logに特化したカメラが売られている

現在パナソニック Vlog ミラーレス一眼カメラ ルミックス G100V 標準ズームレンズキット トライポッドグリップ付属 ブラック DC-G100V-Kが売られている。2024年1月にはこの後継となるG100Dが発売された。マイナーチェンジのモデルで充電がUSB-Cケーブルで行えるようになった。V-LOG用トライポッド付きが95000円程度だ。V-LOG用に特化したグリップがついており手ぶれ補正は初期型に比べると格段によくなっている。またOZO-Audioと言う機能がついており画面の焦点に合わせて自動で音声もサラウンド録画してくれるそうだ。このカメラでも過去のマイクロフォーサーズの資産が使える。つまり「もう先がないカメラ」という心配は全く無用と言って良いだろう。

ちなみにV100はSONYのZV-1やZV-E10と比較されることが多いようだ。ZV-1はV-logに特化したコンデジで拡張性はない。ZV-E10はEマウントが使える。どのカメラもだいたい80,000円程度で価格が揃えられている。ランキングを見る限りはSONYのZV-10の方が人気が高いようだ。どうせなら大きいセンサーの方がいいという人が多いのかもしれない。

センサーサイズが小さくてボケが得られないのではないのか?

小物を撮影するときなどはコンデジに比べるときれいな後ろボケが得られる。さすがにCANONのAPSセンサー特ラベルとボケ具合は落ちるのだが許容範囲だ。センサーサイズが小さいと暗所に弱くノイズにも弱いとされている。確かに初期型はそうだった。

例えばOlympus E-PL1sはやや暗所に弱かった。この暗所に弱い傾向はその後に解消されてゆく。Lumix GF-6やE-PL3は格段に暗所に強くなっていた。ソフトウェアによる補正が進んでいるのだろう。

DMC GF-6 x Olympus標準ズームレンズで撮影した
CANON EOS X4とF1.8単焦点レンズの組み合わせ

後悔した点

「安物買いの銭失い」にしないようにしたい

写真を撮影するだけならスマホでもきれいな写真を撮影することができるし、ソフトウェアによる補正も進んでいる。あえてマイクロフォーサーズを選ぶような人はやはり他人とは違った特別感が欲しい人だろう。だから、買うと決めたらある程度の予算を確保したほうがいい。本来お金をかけなくていいところにお金をかけるというのがマイクロフォーサーズカメラを持つ意味なのだ。

特にジャンク志向だとできるだけ安い価格でいいものを揃えたくなるのだが、やはりこれはあまり良い戦略ではなかったようだ。

お金があればレンズは選べるのだが……

標準ズームレンズで済む人はそれほどレンズのお金については心配しないでもいい。しかし望遠ズームレンズになると話は別だ。CANONのEFマウントやミノルタ・SONYのAマウントのようにフィルム時代のレンズを流用するということができない。

「神レンズ」と呼ばれる高価格のレンズを除いて40mm-150mm(フルサイズ換算で80mm-300mmの望遠レンズ)の選択肢は二つある。パナソニックはレンズに手ぶれ補正がついているがOlympusはボディ側で制御するため手ぶれ補正がついていない。望遠・動画前だとそれなりにお金がかかる印象である。

OlympusのレシピではF1.8の単焦点レンズを薦めている。明るいところではそれなりの背景ボケが得られるし、暗いところでは手ブレが抑えられる。Amazon価格は27,000円ほど。

中古でもレンズやカメラが手に入るが……

初期型のオリンパスレンズには問題が多かった。まずレンズだが、望遠側に「レンズを確認してください」というエラーが起きる場合がある。このレンズはケーブルが切れかけており動作を繰り返すと本当にケーブルが切れて操作不能になる。オリンパス特有の持病である。小さなボディに無理をしてケーブルを組み込んでいることから起こる弊害と思われる。望遠レンズにこの持病はない。

明るいところで広角の写真を撮影する分には問題がないのだが、これでは本来のレンズ交換式のメリットが得られない。レンズ交換式のメリットを享受するためにはある程度の予算を見込むべきだろう。

とりあえず分解して見た。華奢なフィルムケーブルが使われておりこれが折れたことがわかる。

安くレンズを購入したくてヤフオクで「望遠側でレンズが認識されません」というレンズを入手した。だが、しばらく使っているうちにケーブルが内部で破断されてしまった。

フレキケーブルが断線しかけており、そのまま動かし続けていると本格的に断線してしまう。

これを避けるためには「望遠側に回さない」という工夫を行わなければならないのだが、さすがにこれは特に動画では不便だ。結局Panasonicの14-42mmレンズを手に入れた。新品を買ってもいいが時々中古の物が売られている。


Olympusの手ぶれ補正は当てにならない印象

一応ボディ内手ぶれ補正が生きているはずのE-PL3にボディ内手ぶれ補正がついているPanasonicのレンズの組み合わせでテストムービーを撮影してみたところ「謎のふわふわ」が生じた。Macで編集した時に起きたのかそもそものムービーに起因するものなのかなどよくわからない。

Olympusレンズを使ってもMacで編集した時になぞのふわふわが生じることがある。ソフトウェアベースでうまく調節できないようだ。

ボディキャップレンズ

そのあとボディキャップレンズと呼ばれるものを使っていた。これはかつてAmazonで安価で手に入れることができた(確か3,000円以下だったと思う)のだが、カメラの性能を活かしきることができない。結局販売は中止されたようだ。ボディキャップレンズは「スマホに対抗する」Olympusならではのソリューションだったのだろう。アクティブなお散歩カメラというニッチを発見するまで紆余曲折があったことがわかる。

Lumix GF-2とボディキャップレンズ

ボディキャップレンズはカメラと一切通信はしない。このためカメラ側で色調・光量補正などは一切してくれない。センサーに映ったものがそのまま記録される。性能としてはコンデジよりも劣る印象である。

ただしムービーは別だ。普段の景色を漠然と記録する程度なら特にフォーカスにこだわる必要はない。そこそこ楽しいムービーが気楽に撮影できる。画質はそれぞれが判断すればいいと思う。


ジャンクレンズは豊富に売られている

ただ、後悔も込みで「とことん安さにこだわる」のもジャンク遊びの楽しみ方の一つではある。ハードオフのジャンク棚で「認識されません」と書かれているOlyumpusレンズを複数見つけた。カメラを持参して使ってみたところ写真は撮影できた。だが、やはり望遠側ではレンズが認識されなくなる。このまま調子に乗って望遠側に回し続けると突然使えなくなることは明白だ。そもまま広角側で使う前提で買ってきた。とりあえずコレクションしているカメラを使える状態にしておきたいだけだからだ。

結局2本購入したのだが一本は1,600円で一本は2,200円だった。


Olympus PL-1sの標準レンズと望遠レンズのセット

ボディ側の手ぶれ補正が壊れている。また動画性能はそれほどよくない。カメラ本体は4,400円で望遠レンズは5,500円だった。標準レンズはフレキケーブルが壊れかけているものが2,000円程度で売られている。

Olympus PL-3の標準レンズと望遠レンズのセット

バッテリーの裏蓋が壊れかけているという理由でボディは1,000円だった。使用に問題はない。レンズは当然だがPL1-sと共通して使える。そこそこ暗所に強くなっていて動画性能にも問題はない。実用上問題のないカメラといえる。ただしボディ内手ぶれ補正はあまり当てにならないように思える。

結局辿り着いたのはPanasonicの組み合わせ

安いレンズを買い漁っても後悔するだけだと感じ、結局LUMIX GF2、LUMIX GF6と14-42mmレンズを組み合わせて使うことにした。新品は30,000円弱で手に入れることができるが中古だと5,000円程度が相場である。

パナソニック 標準ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S. ブラック H-PS14042-K(28,100円)

レンズと本体のメーカーは揃えた方がいい。オリンパスは本体側に手ぶれ補正が付いておりPanasonicのLUMIXはレンズ側に手ぶれ補正がついている。壊れにくいのはPanasonicの方式だ。UIもPanasonicの方が使いやすい。GF-2の段階でタッチスクリーンに対応しており自動でフォーカスする対象を変えることができる。


標準レンズの組み合わせ。液晶に少しシミがあるがそのほかに問題は見られない。

ボディは3,300円で購入した。標準ズームレンズは4,180円で購入した。どうしても望遠が使いたければOlympusの望遠ズームレンズを共有することができる。5,500円はジャンクとしては高価だったが1本くらいはまともな望遠レンズがあった方がいい。

どうしてもWi-Fi機能のついたものが欲しいと思って買ったGF-6だがやや難ありだった。
液晶が壊れかけており動かしたりしばらく使っていなかったりすると全く映らなくなる。
このためビニールテープで止めてある。
Wi-Fiで接続するとスマホで撮影ができる。

動画性能も申し分なく暗いところもきちんと対応してくれるのだが液晶が壊れかけていて時々映らなくなることがある。こうなると全く操作ができない。また通常時でもタッチパネルが効かないためピントの細かい調節はスマホを接続して行うことになる。Wi-Fiの設定をiPhoneに覚えさせておけば2回目以降からの接続は比較的簡単でファイル転送などもスムーズに行える。結局この方法で接続を確保した後で液晶が完全に死んでしまった。今ではかろうじてスマホ経由で操作できるという不思議なカメラになっている。


マイクロフォーサーズのカメラはセンサーサイズが小さいため「持ち運び安く同じ性能のレンズであれば小さく作れる」というメリットがあった。またPanasonic製品のUIは家電なみにこなれているためマニュアルなしでも使いこなせる。

ただ、安いものを買ってそれなりに楽しむのもジャンク遊びの醍醐味である。ズームできないとか手ぶれ補正が効かないと言うデメリットがわかっていて使うなら、それはそれで「アリ」なのだと思う。

APS-Cとマイクロフォーサーズの比較

最後に特に中古市場において「できるだけ費用を安く抑えたい」という人に向いているカメラについて考えてみた。スマホでは得られないボケ感が欲しいという人にも参考になる情報だと思う。次の4要件がある。

  • レンズやバッテリーが入手しやすいこと
  • 本体の値段がそれほど高くないこと
  • レンズが豊富で安いこと
  • ソフトウエアが安く手に入れられること

レンズやバッテリーが入手しやすいカメラ

レンズが豊富なCANONの一眼レフ

もっとも後悔が少ないのはフィルムカメラ時代のレンズが使えるCANONである。性能は申し分なくEOS Kiss X3以降は動画にも対応している。ボディが若干高かったとしてもレンズの入手にストレスはない。

中古品にはバッテリーが消耗しているものが多いが最も古いEOS KissのバッテリーであってもAmazonで豊富に手に入る。おそらくジャンクカメラ遊びで最も使いやすい上に実用的なカメラだろう。

スマホとの違いが最も出るのがEF 50mm F1.8という明るいレンズである。撒き餌レンズと呼ばれている。このレンズで交換式レンズの良さを知った人が他のレンズにも手を出すようになることから命名されたそうである。

CANON製品の最もいいところはおそらくソフトウエアまでを含めたソリューションを提案しているところだろう。本体のシリアルナンバーさえわかればソフトウェアのダウンロードは無料なのでカメラを探す場合には必ずシリアルナンバーのわかるものを入手したい。

Minoltaのレンズが使える世代のSONY製カメラ

スティル撮影に向いていると思うのはα-100だ。初期型のカメラはMinoltaのレンズが使える。CANONの初期型は手ぶれ補正がついていないのだがこの世代のカメラには最初から手ぶれ補正がついている。このためちょっとしたブツ撮り(物品撮影)のために三脚を据え付ける必要がなく便利だった。ただしフィルム時代のカメラは広角撮影には対応していない。

SONYの格安カメラのデメリットは二つある。初期型のαシリーズには動画撮影に対応していないものが多い。さらにCANONのような無料のソフトがない。一方でα100の時代からボディ内手ぶれ補正が入っている。暗所には弱いが手持ちの物撮りなどに大活躍する。

なおSONY Aマウントにも撒き餌レンズがいくつか準備されている。例えば35mm F1.8, 50mm F1.8などがある。

どうせ揃えるならそれなりに投資をしたほうがいい

さて、ここまでマイクロフォーサーズのカメラの悪口を書いてきたのだがこの記事を書いてから少し考え直したことがある。最初はジャンクカメラを狙っていたのだが少し投資をしたのである。意外と使いやすいなと感じた。

Wi-Fi機能

この記事を書いてからWi-Fi機能つきのLUMIX DMC-G6を手に入れた。液晶パネルに持病があり取り出して傾けると画像が映らなくなる。落下痕があるので落とした時に調子が悪くなったのだろう。このカメラはスマホとの遠隔操作が意外と使いやすかった。またカメラで撮影したらWi-Fi経由でファイルを転送することもできる。細かいものを撮影してからパソコンに取り込むのが楽になった。

スマホ連携

実は近接物撮りに向いている

撮影したものの転送が楽になると使う機会が増えた。するとマイクロフォーサーズカメラは実は近接物撮りに向いているということを発見した。意外と後ろがボケてくれる上に暗いところの描写もそれほど悪くなかった

これくらいなら十分に使える範囲だ

手ぶれ補正

Olympusはフォーサーズ規格時代から「とにかく小さくすれば売れるんだ」と宗教めいた信念を持っていたようだ。このためレンズから手ぶれ補正機能を除き本体側で対応することにした。つまりPanasonicカメラで手ぶれ補正を効かせるためにはレンズとボディのメーカーを合わせる必要がある。

結局ヤフオクやハードオフでは格安中古品が見つからなかったのだが、意外なところで5000円のレンズを見つけた。それがAmazonの中古品販売である。2種類の古い標準レンズがある。

014045と014042だ。最初に14mm-45mmの標準ズームレンズが作られ、のちに小型化・廉価版の14mm-42mmがつくられた。このうち014045は9000円台で売られているのだが014042はなぜか5,000円台の中古品がある。早速買ってきてG2に装着することにした。

もともとPanasonicは家電メーカーなので光学系より電子技術で勝負したいのだろう。それを実現するためにはそれなりに投資をしたほうがいいということになる。それなりにお金をかければそれなりのものが手に入るという当たり前と言えば当たり前の結論になった。

CANONの一眼レフに比べると最初の投資金額はどうしても大きなものになるのだが、最新型に比べると投資額を低く抑えられるということになる。


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