OLYMPUS 標準ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6の世代ごとのまとめ

OLYMPUS 標準ズームレンズは格安で出ていることがある。よく見ると世代ごとに違いがあるようなので調べてみた。

OLYMPUS 標準ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6

2009年にオリンパス初のマイクロフォーサーズ規格:オリンパス・ペンE-P1と同時に発売された。E-P2でもセットレンズとして利用された。PL-1には少し軽めのレンズが使われている。参考サイトはこちら。IIからはMSC(Movie & Still Compatible)機構がついている。つまり結果的にはEDだけがMSC搭載ではない。

オリンパスイメージングは、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した交換レンズ2本を7月3日より発売する。

標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」は、8群9枚構成で、35mm判換算で28-84mmの焦点距離に対応。携帯性を確保するために沈胴式の鏡枠機構を取り入れることで、厚みはわずか43.5mmを実現しており、従来のフォーサーズレンズ「ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」に比べ、体積比65%、重量比80%と、大幅な小型化を実現している。レンズ構成はズーミングによる全長変動が少ない、負先行タイプの3群ズーム構成を採用。EDレンズとHRレンズを貼り合わせることで、色収差発生を抑える効果を高めたほか、両面非球面レンズを配置し、すぐれた描写性能を確保している。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」が36,750円(いずれも税込)。

AMAZONでの価格

  • シルバー:7,600円
  • ブラック:8,970円

OLYMPUS 標準ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II

2010年発売でPen Lite E-PL2、E-PL1sのセットレンズとして使用された。参考サイトはこちら。静音化と軽量化が図られており、そのための機構をMSC(Movie & Still Compatible)と言っている。

このレンズとLUMIX GF-6の組み合わせで動画を撮ってみた。フォーカスが変わるたびにジリジリと音が出ることがわかる。

35mm判換算で28~84mm相当の焦点域をカバーする標準3倍ズームレンズ。2009年7月に発売した「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」の重量150gよりも小型軽量化されており、「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6II」では約25%軽い重量112gを実現している。

また、「MSC(Movie & Still Compatible)機構」を採用し、オートフォーカスの高速化と静音化を実現。動作音の原因になるギアを排除し、サブミクロン精度に仕上げた金属軸(シャフト)と送りねじ(スクリュー・ドライブ)による機構を採用することで、ダイレクトにフォーカス用レンズを駆動することができる。さらに、「MSC機構」を用いたインナーフォーカス方式を採用し、小型で軽量なレンズ1枚の移動でピント合わせを行うことで、高速で静粛なオートフォーカス駆動を実現している。

主な仕様は、レンズ構成が7群8枚(非球面レンズ3枚)、画角が75度~29度、AF方式がハイスピードイメージャAF(MSC)、最短撮影距離が0.25m(焦点距離14~19mm)/0.3m(焦点距離20~42mm)、最大撮影倍率が0.19倍(35mm判換算が0.38倍相当)、絞り羽枚数が7枚(円形絞り)。本体サイズは、56.5(最大径)×50(全長)mmで、フィルターサイズが37mm。ボディカラーは、ブラックとシルバーの2色。

価格は36,750円。

AMAZONでの価格

  • シルバー:8,900円
Lumix GF-2/M.Zuiko Digital 14mm-42mm

M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R

2011年にE-P3のセットレンズとして2011年に発売された。E-P3とレンズの組み合わせにより「世界最速」を達成したとされる。オリンパスは性能はそのままでデザインを変えただけと言っている。。しばらくこのレンズが標準レンズで、E-M5/E-P5/E-P3/E-PL6/E-PL5/E-PL3/E-PM2/E-PM1で使われた。参考サイトはこちら

焦点距離14~42mm(35mm判換算28~84mm)をカバーする標準ズームレンズ。従来モデル「14-42mm F3.5-5.6II」の性能をそのままに、新規のデザインを施したほか、「MSC」機構を用いたインナーフォーカス方式を採用し、高速かつ静粛なオートフォーカス駆動を実現している。ボディカラーは、「シルバー」と「ブラック」の2色をラインアップ。

主な仕様は、最短撮影距離が0.25~0.3m、最大撮影倍率が0.19倍(35mm判換算0.38倍相当)、絞り羽根枚数が7枚(円形絞り)、フィルター径が37mm、本体サイズが56.5(最大径)×50(全長)mm、重量が113g。レンズキャップ「LC-37B」、レンズリアキャップ「LR-2」、デコレーションリング「DR-40」などが付属する。価格は36,750円。

AMAZONでの価格

  • シルバー9,000円
  • ブラック36,440円

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

2014年に発売された。薄型になっているのが最大の違い。大幅な小型化が進められておりE-M10 Mark IV/E-M10 Mark III/ E-M10 Mark II/E-M10/E-P7/E-PL10/E-PL9/E-PL8/E-PL7/E-PL6で利用されている。参考サイトはこちら

電動式ながらも60.6(最大径)×22.5(全長)mmで重量93gの薄型・軽量ボディを実現した「パンケーキズームレンズ」。2011年7月発売の「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6ⅡR」と比べて、全長は半分以下となる22.5mmで、同社は、レンズ交換式標準ズームレンズとして沈胴時の長さが世界最薄モデルと発表している。技術的には、位置エンコーダーの変更(直線型から回転型に)や、沈胴時のスペースの見直し、絞り機構の位置変更、光学系の見直しなどにより、薄型・軽量化を達成した。

価格は42,000円(税抜)。


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