SONY DSLR-A100(α100)の後ろボケ実験

EOS Kiss DigitalのF1.8/50mmというレンズを買ってから「明るいレンズさえ手に入れば後ろボケしたいい写真が撮れるのになあ」と考えるようになった。一眼レフを買うと誰でも罹患すると言われている「後ろボケ病」だ。レンズ沼にハマるきっかけになるそうである。

そこで色々なレンズを購入して実験を繰り返した。実験しているうちにどうやったらきれいな後ろボケを得られるかがわかってきた。まず三脚で作ったダミーを起きそこワンショットでピントを合わせる。背景を思い切り離した場所に立って三脚をどかせばいいのである。

望遠レンズが最もよく後ろボケを作る

最初の作例はSIGMAの望遠レンズだ。最も広角側でこのボケが得られる。

ちなみにこのレンズは標準ズームレンズと兄弟レンズと言った感じだが、標準ズームレンズより望遠ズームレンズの方が同じ焦点距離で比べると明るくなる。だが標準ズームレンツにはマクロ機能がついている。

自然なボケが得られる標準ズームレンズ

標準ズームレンズは広角側のF値こそF3.5と明るかったりするのだが、望遠側に行くに従って暗くなる。50mm以降だとF5.6ということになり普通のボケになる。Tamronの方が白っぽい仕上がりになる。おそらく中ダマがカビているなどなんらかのレンズの悪化があるのだろう。だが、これは画像修正ソフトですぐに補正ができるレベルだ。

SIGMAの標準ズームレンズにはマクロ機能がついている。ブツ撮りの際などには意外と重宝する。また「Aspherical」という名前がついている。非球面レンズということで小型化とレンズの単純化が図られているという意味なんだそうだ。

実はあまりボケて見えない単焦点F2.8レンズ

後ろボケだけで見ると実はF5.6よりもきちんとボケている。何がいけないかというと背景が広すぎる点だ。周りの光景を全て拾ってしまうために被写体が目立たなくなる。これは実はCANON F1.8のレンズでも同じだった。

つまり明るい単焦点レンズを使う場合は背景を整理してもっと近いところを探す必要がある。つまり場所によってレンズを使い分けなければならないということだ。この写真だけやや黄色っぽいのだが晴れたり曇ったりしていることが影響しているだけである。おそらくこの写真を撮影する瞬間だけ一瞬晴れたのだと思う。

ただ、やはりズームレンズよりも単焦点レンズの方が「パリッとした」仕上がりになる。

今回最も驚きだったのがDSLR A-100の性能の良さである。最も画素数が大きくなるように設定して写真を撮影したのだが思いのほかよく映った。明るい場所でAFをワンショットにしたので迷いがなかったのだろう。結局、カメラの性能より使い方次第なんだなと思った。

ちなみに同じことをEOS Kiss X4でやったのがこちらである。


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