LogicoolのBluetoothスピーカーのサブウーファーなしでも低音が響くわけ

ハードオフでLogicoolのBluetoothスピーカーのジャンクを見つけた。ジャンク理由は「通電しません」だった。誰かが箱を開けたようで中を開けてみた。電源を入れてみたら普通に通電する。そのままiPhoneとペアリングしたらしっかり音が鳴った。880円だった。ただし本来ついているべきBlootoothがないパソコン用のUSBアダプターは欠品んになっている。

2013年に発売されたLogicool Z600の出力はわずか13wだ。デザイン重視なのでどうせいい音はしないんだろうと思ったのだが「Logicoolマニアとしては買わないわけには行かないだろう」と思って買ってきた。

デスクトップに置いてみるとこんな感じになる。確かに机に馴染む小洒落たデザインだ。発売当時の触れ込みは「Macによく馴染む」というものだったそうである。ちなみに何もないほうが「L」である。

司令塔になる「R」はこんな感じになっている。このRの方の上面をなぞると音量の調節ができるという不思議なインターフェイスになっている。ボリュームボタンというものがないのでお店の人が「ボリュームが出ない=通電していない」と誤認した可能性がある。

以前SONYの有線アクティブスピーカーを持っていたが重すぎるうえに一昔前のコンポのようなデザインだったので持て余して売ってしまった記憶がある。

SONYの有線アクティブスピーカー

ただ不思議なことにこのスピーカーはサブウーファーもないのになぜか低音がきれいに響く。気がつくと机が振動している。どうやら机の振動を利用しているらしい。パッシブラジエーターというそうだが低音用のスピーカーが下に向いてついている。

パッシブラジエーター

さて肝心の音だがYAMAHAのサウンドバーYAS-101と比較してみた。YAS-101は壁の反響などを利用して擬似的に7.1chステレオを作っている。何となく音に包まれているような感覚を得るためにはバーチャルサラウンドのYAS-101の方がいい。だがステレオで録音された音楽をくっきりとした解像度で聴くためにはステレオはステレオのまま聞いた方がいいような気がした。音声も当然ながらステレオの方がくっきりしている。つまり本格的に音場に包まれたいなら7.1chスピーカーを使った方がいいのかもしれないのだが普段使いには2.1chスピーカーの方が向いているかもしれない。どっちかを絶対に選ばないといけないというわけではなく好みで切り替えて使うこともできる。

360度サウンドなのでスピーカーを置く場所をあまり選ばない(特性上はテーブルなどの固いところにおいた方が良さそうだが)というのも好印象である。音には好みがあるようで「何か物足りない」という人と「不自然さがなくて良い」といっている人がいる。低音が強調された音を聞き慣れている人には物足りなく感じるかもしれない。

唯一残念なところはおそらく電源のオンオフだ。オンオフができることになっているのだがインディケーターがないためどっちがオンでどっちがオフなのかよくわからない。スイッチを入れたり切ったりするたびにボワンという音が鳴る。

iMacはそこそこ良いスピーカーを使っているのであえて外付けのスピーカーは買わなくてもいいと思うのだが、MacMiniやMacbookを持っている人はぜひ持っていると良いスピーカーのように思える。ただiMacで使ってもスピーカーの幅が広い関係で音が少し広がった感じになる。また低音性能はLogocoolスピーカーの方が若干優秀だった。結果的に少し解像度が上がったくっきりした感じになる。それなりにいいスピーカーを持っていると音楽を聞いてみようかという気になる。

一応360度スピーカーなのだが部屋の端と端で接続してみたところ接続が不安定になることがあった。Bluetoothの限界というかやはりデスクトップで構成するくらいのつもりにしておくのが良いように思える。ケーブルの長さも限定されていて両方のスピーカーを1m以上は離せない感じだ。つまり部屋全体を音で包むみたいな使い方にはできない。

これもロジクールだ。

ロジクールのスピーカーは2台目だ。このスピーカーは550円で買ってきた。まだiPodで音楽を持ち運ぶ時代のスピーカーなのでBlootooth対応はされていない。

Logicoolは最近この手のデザイン性のあるスピーカーを作るのをやめてしまったようだ。また白のスピーカーとしておそらく現行品で唯一の選択肢はz200nというスピーカーでAmazon価格は5,500円程度である。デザインは変わってしまったがやはり右スピーカーが司令塔になっていてパッシブスピーカーで低音を響かせる仕組みになっている。


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