サイト移転に伴うAdSense対策

サーチエンジン対策が終わって次の対策はAdSense対応でした。実はルートサーバーをGoogle Cloud側に変えてしまったためにads.txtが失われてしまっていました。ここで警告が出たので慌ててルートサーバーの設定をしてドメインも追加しました。実はこの時にHTTPとHTTPSの両方からアクセスができなければならないという規定があるそうです。

一応新しいサブドメインで処理することにしたのですがここで古いホスティングを放棄するという選択肢がなくなりました。いつでもルートを元に戻せるように古い設定は取っておくつもりです。古いホスティングではルートとwwwが同一になっています。警告は1日で消えますが「収益に重大な……」などと脅されるので結構ドキドキします。

この際に広告設定を見直しました。サイト内を遷移するときに強制的に全面広告を見せる設定になっているのです、これってどうなんでしょうかね。デフォルトではパソコンやタブレットの画面でも全面広告を出す設定がオンになります。ただ、これを変えようとすると「収益が減るから90日テストをやらせてください」とAdSenseがテストを提案して来ます。AIにセールスマネージャーをやらせているわけですね。

あと関連記事の表示が一時とまりました。AdSense側の設定を変えると表示が再開されたのですが検索すると「表示されない」とか「そもそも設置が許可されていない」などという記事がたくさん出て来ます。みなさん非常に苦労されているようです。

このとき「一つのサーバーに全てを詰め込むのは危険だ」と感じました。今回は旧サーバーの小さなブログ(このGadgetMacブログもその一つです)は残せたのでこちらを携帯ユーザー向けに改変しました。

最新のテーマに変えてAMP対応にしました。PCから見ると「文字ばかり」に見えますがスマホだとこちらの方が読みやすいんでしょうね。

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乗りかかった船に完全乗船する

このあたりで古いサーバーが回復したので記事をエクスポートして新しいサーバーに全て移行しました。Wordpressってすごいなあと思ったのはメディアファイルを全部転送してくれるところです。FileZillaでファイルが全て移行されていることを確認し一安心しました。

次に検索エンジン対策ってどうするんだっけ?と思い始めました。Google Search Consoleに新しいサブドメインを登録し古いサブドメインのトップに.htaccessファイルを設置するだけでした。

やり方は「301リダイレクト」で検索するといくらでもでてきます。ですが、この時点までに確認できることは全て確認しないと以降のアクセスができなくなります。自動的に転送されてしまうために管理画面にさえアクセスできなくなるからです。

一応ネットには「管理画面だけは除外する」というやり方を書いている記事もあるので面倒でもちゃんと設定したほうがいいです。
つまり、あとあとめちゃくちゃ後悔しました。設定は一瞬ですが解除がなかなかできないので面倒になって「まあいいや」などと思ってしまいます。

あと、一旦URL移行を始めてしまうと元に戻れなくなります。ここが「引き返せない」というPoint of No Returnになってます。検索エンジンランキングなどは無事に引き継がれたようで「検索を開始しました」というお知らせがGoogle Search Consoleにあとからやって来ました。

サーチエンジン対策は終わりアクセス数は減らなかったのですが、そもそもアクセスが増える原因になったまとめサイトからの流入は失われてしまったようです。「これじゃ意味ないじゃん」と思ったのですが、もう引き返せないところまで来ていたわけですね。

このまとめサイトは素性がよくわからなかったのでどういう人が流入していたのかがよくわかりません。トラフィックばかり増えて収益が上がらないでは意味がないですし、拒否もできないですから大変悩ましいなあと思います。

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VMにMacからFTPSできるようにする

次の「難関」はFTPSです。MacだとFileZillaを使った事例が出てきます。

  • MacでSSHの公開鍵を作り
  • Google CloudのVM側に貼り付け
  • FileZillaに鍵の入ったファイルの場所を渡す

ことで手続きが完了します。

この時点でほぼ気持ちは折れていました。apacheのhtml領域の所有者はrootになっているのにrootではFTP接続させてくれません。ですからディレクトリを作ったら所有権を変えてやるなり誰でも書き込めるように設定を変えなければならないわけです。

つまり、lsとかchmodとかmkdirとかそういうUNIXの「おまじない」がわからない人はここで詰むはずです。

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IPアドレスを取得してSSLの設定をする

次にやることはIPアドレスの取得です。最初は臨時のIPアドレスがつくだけなので、これを「予約」して継続的に使えるIPアドレスを作らないことにはその後のDNS設定ができません。VPCネットワークのセクションでIPアドレスを取得します。

次にネットの記事を参考にCloud DNSで「ゾーン」を設定するのですが、これは実は必要ありませんでした。

Googleではないところがレジストラになっている場合全てのIPアドレスはレジストラ側で管理されています。私はENOMというところが管理しています。

しかしこれがよくわかっていませんでした。AレコードとMXレコードの違いくらいはわかりますが、ネームサーバーとエリアスの区別がついていないというくらいの状態だったんですよね。

Cloud DNSのAPIを解放してこれをGoogle Cloudに預託するためにはENOM側のネームサーバーをGoogleに変えるという手続きをします。しかしこれが実は有料なんですよね。さらに、いったんGoogle側に移してしまうと今までの設定を全てCloud DNSに引き継ぐ必要があります。

次にSSLの設定をします。最近はHTTPだけではアクセスしてもらえないのでこんな面倒なことをしなければいけません。Googleが証明書を管理しているのですがロードバランサーに設定してグループを組んでVMインスタンスを割り当てるという作業をしないと使えないようです。Certbotという無料のサービスを使っている人が多いようです。

Certbotの設定は非常に簡単です。ただし英語ができればですが。ただこの設定でEl Capitanからのアクセスができなくなりました。

設定自体は簡単なのですが90日ごとに手動で証明書を更新するかスクリプトを組んで更新を自動化しなければなりません。「単に記事を送ることができるプラットフォームが作れればいいだけ」なのにサーバーのお守りをやる羽目になるとは……思いました。

ふと「今いるサーバーに金さえ払えばこういう面倒なことは全てやってくれるんだよなあ」と感じます。

ただ、結構遅いサーバーでMySQLのバージョンも低いので警告が出ています。サーバー側がなかなか対応してくれないとイライラするのと自分でなんとかするのとどっちがいいんだろうか?と思いましたが……実際にはどうなんでしょうか?

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Google Compute Engineの立ち上げは非常に簡単

まず立ち上げは非常に簡単でした。ボタンを数回押すだけでWordpressが入った環境が整備されます。この時に結構取り返しがつかないミスをしてしまうのですが気がついていませんでした。

結論から言うと300ドルの無料トライアルの他に「無料枠」があるんです。ただ地域をきちんと選ばないと使えないんですね。無料枠では最低構成のサーバーの他にディスクが30GBまで使えます。またバックアップ領域が別についてきます。

無料枠でないところに設置して運用を開始してしまうと後が面倒なことになります。バックアップを使って無料領域に設定し直すと言うことはできると思うんですが何か間違いがあるといけないので試していません。あと、試験領域としてテストサーバーを作っておかないと「過去の著作物が全部飛んだ」と言うことが起こりえます。
後になって「OSにパッチを当てたり」「バックアップを取ったり」するのも全部自分でやらないといけないと言うことに気がつくんですが、この時は全くわかっていませんでした。

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兆候

朝起きたらサーバーが止まっていました。帯域いっぱいですというエラーが出ていたのでびっくりしたのですが、まさか自分のサイトが帯域を全部使い切ってしまったとは思っていませんでした。

あまりトラフィックがないサイトなので「まさか」だったんですよね。レンタルサーバー会社にキレ気味のメールを送りました。そして「自分でサーバーの状態が見られないからこんなことになるんだ」と思ってしまい、自分でサーバーを立ち上げることにしたわけです。これが間違いの元でした。

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古いMacBookのOSインストールに失敗したら……

YouTubeを見ていると「古いMacBookのOSインストールにトラブった」とか「うまくゆかなかった」というビデオをよく目にする。失敗の理由はApple社がOSの配布方法を度々変えているからである。「必ず最新情報を見て欲しい」と言いたのだが何が最新なのかがよくわからない。

古参のAppleケアスタッフに当たれば対応方法を教えてくれるのだがソツがないだけで知識があやふやという人が増えている。こういう人に当たると最悪だ。

さらにAppleが公式に準備しているリカバリー方式でもエラーが出る。

コマンド(⌘)+Rで復元してはいけないのである。

だからひどい場合には「古いMacを引っ張り出してきたがOSが壊れていて使えない」し「リカバリーモードで復旧しようとしたがそれもできない」から使えなくなったという人がいる。これは誤解である。

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iCloudのカスタム・ドメイン設定とmxレコード

iCloudのカスタムドメイン設定をやってみた。Appleのサポートに十分なドキュメントが渡っていないようで、いろいろ問い合わせても詳細には答えてもらえなかった。そもそもこれが何なのかよくわからない。

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iCloud+でカスタムドメインを設定する

iCloudに有料オプションをつけると自分が持っている別のドメイン名を使ったメールアドレスが設定できるということなので早速試してみた。カスタムドメイン設定と言うそうだ。設定できるには設定できるののだがメールサーバーの仕組みに詳しくないとかなりややこしいことになる。

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MacOS Lionで使えるブラウザーのまとめ

【ご参考】ChromeがChrome OS Flexという新しいOSを提供し始めた。これを使うと古いMacBookなどで最新版のChromeが使える可能性がある。もし「もう使わなくなっても構わない」というMacBookを持っているならダメ元で試して見るのも面白いかもしれない。GoogleはサポートしていないがMacBook A1181(2007)年モデルで導入して成功した。

A1181はOSがLion(10.7)まであげることができる。OSが入っているA1181を手に入れることができれば一応インターネットを見ることができる。最近無料でOSがダウンロードできるようになったのでSnow Leopardを持っている人は無料でアップデートできるようになった。OSの入っていないハードディスクには入れられないようだ。アップデートのためには2GBのメモリが必要だ。動作するOSディスクを作れば512MBでも起動ができたがあまり実用的とは言えない。動作が極めて遅くなる。

Chromeは48.0がインストールでき、Firefoxは49.0が使える。公式版はもうないと思うので「自己責任」で探して入れることになる。

ちなみに2021年7月の実験である。

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