Panther(10.5)にWordPressとMediawikiを移行する方法

ということで、PowerbookG4のバックアップ大作戦はつつがなく終了しつつある。ウェブやメールの移行はそれほど難しくなかった。一方難航したものもある。それはLAMP環境の移行である。ご存知のようにMacはUnixベースなので、Apacheが使える。このため、PowerbookG4にはWordpressとMediawikiを入れている。コードや読んだ本などの情報を入れておくのだが、これの移行がなかなか難しかった。一度やっているはずなのに、やり方を完全に忘れていたのだ。

今回MacminiG4に環境を移行した。まず、MySQLをインストールし、phpMyadminをコピーしてきた。だが、これだけでは動かない。Apacheの設定を見直してPHPを動かす必要がある。設定はprivate/etc/apache2の中にあるhttpd.confにある。

次にルート権限でMySQLに入る。そもそも位置を忘れていた。/usr/local/mysql/binにある。ここで、ユーザーを追加する。ユーザーを追加しただけでは何もできない。ルート権限で作ったデータベースを読むことすらできないのだ。そこで権限を付与する。呪文は次の通り。

CREATE USER ‘xxxx‘@’localhost’ IDENTIFIED BY ‘password‘;

grant all privileges on *.* to xxxx@localhost identified by ‘password‘ with grant option;

次にphp.iniを編集し、アップロードできるファイルの上限を変更する。php.iniはetc/にある。

新しく作るのなら、wordpressとmediawikiをダウンロードしてくればよいのだが、今回は移行なので、古いパソコンのphpmyAdminへ行きデータベースをエクスポートする。新しいパソコンのphpmyAdminでデータベースを作り、データをインポートした。

これで完了。手順としては簡単だが、調べながらやると意外と時間がかかった。次にセットアップするタイミングがいつかはわからないが、多分忘れていると思うので、ここに記録しておくことにした。

ローカルにmediawikiを持っていると、調べ物をまとめたり、使いかけのコードなどを記録しておくのに便利だ。メモをクラウドに入れてしまう人の方が多いのだと思うのだが、お互いの連携がとれるというのは意外と便利なのだ。

12年落ちのMacbookは使えるのか?

2016年に10年前のMacbook(Early 2008)を手に入れた。この記事はまだ人気があり2020年になっても読まれている。おそらくヤフオクなどでこの世代のMacbookが出回っているからだろう。教育用に作られたこともあって電池を除いては丈夫に作られているからだと思う。

オークションでは人気のようで10,000円程度の値段がついているものもあるがうまく行けば3,000円くらいで入手できる。価格はこの数年変わっていない。マックは体験してみたいが10万円も出したくないという人にはよい選択肢かもしれないが「古いマシーンを買ってきても何もできないのでは」と思う人もいるかもしれない。これは実にもったいない。

外付けのテレビチューナーを使うとテレビにもなる
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Mac mini G4を無線対応にする

wifiの付いていないMac mini G4で使うためにGW-USNANO2を購入した。あまり熱を持たないというユーザーレビューが決め手になった。機器が小さいので目立たずにいい感じだ。Airmac Extreme Cardを挿すという方法もあるのだが中古でも4000円近くする上に、アンテナキットを別に用意しなければならない。その上分解作業も必要だ。あまり現実的ではないだろう。

Mac miniのOSは10.5.8。インストールにちょっと癖がある。一応説明書はあるのだが、ほとんど当てにならなかった。インストーラーをダウンロードする必要があり、ネット接続できる環境が必要だ。

ドライバーをインストールすると再起動する。そこで機器を接続すると自動的にユーティリティが立ち上がり、接続ができるようになる。USBに刺して使うのだが、ネットワーク名前がEthernetになる。Airmacのポートを使うわけではないので、すでに54Mbps対応のairmacの付いた機器でも利用できるのだが、airmacでつないでから切り替えようとするとうまく行かないことがあった。混在はさせないほうがよいらしい。

この機器の問題なのかネットワークに問題があるのかは分からないが、Mac間のファイルのコピーなどはめちゃくちゃ遅かった。普通に有線でつなぐべきだろう。Webの閲覧やFTPの転送などは普通にできた。回線のスピードが分かるfast.comによると接続スピードは10Mbpsを超えない。ユーティリティ上では100Mbps以上出ていることになっているがこれは当てにならないようだ。

なおこの機械は10.3(いまどき持っている人がいるかは分からないのだが)には対応していない。少し大きいが、GW-US54Mini2Wが使える。ただし、10.3しか使えないMacはたいていの場合USB1.0にしか対応していないので低速になる。そもそも実用的なネットはできないのでファイル転送のためだけにわざわざ買うのはやめた方がよさそうだ。

古いMac OSと機能の関係表

macos古くからマッキントッシュを使っていると、古いソフトウェアなどを温存したくなる。一方で新しい機能は使えないことも多い。オークションや中古屋で物色する時に「このマシンは使えるだろうか」と思っても調べるのがなかなか面倒だ。

そこで表を作った。

まずはClassic環境から。これはOS9系のソフトウェアを使うのに必要。10.5(Leopard)から利用できなくなった。次はPPCのサポート。10.6(Snow Leopard)で廃止された。PowerPCのユーザーはこれ以上先のOSをインストールできない。さらに、ロゼッタ。PPCで使っていたソフトウェアは10.6まで使えるが10.7(Lion)には移行できない。一部のintel機は32ビット機のようで、64ビット機しかサポートしない10.7に移行できない。

Classcのソフトを使い続けるには

つまり、OS9のソフトを使い続けたければ10.4か10.3を持っていなければならない。

PPCのソフトを使い続けるには

同じくPPCのソフトを引き継ぎたい人は、ソフトを新しく買いそろえるか、10.6までの環境を持っている必要がある。

一方、古いOSではできないこともある。タイムマシンが導入されたのは10.5から。そしてストアが導入されたのは10.6からだ。さらに、iPhoneなどの機器と同期するためのiCloudは10.7(Lion)でないと使えないのだという。

iCloudが使えるOSは

iCloudを使うためには10.7が必要。Web版のiCloudは10.5でも使えるがローカルの住所録などを同期させることはできない。10.5でもIMAPを利用してメールを共有することは可能。ただし、iCloudのメールはiOS向けの機能なので、一台以上のiOS端末を所有している(あるいは他人のiOS機器を使わせてもらう)必要がある。

iCloudのWeb版は古いOSでも利用できそうだが、少なくとも10.3で試した所では、SSLの関係で安全な接続ができない。「このブラウザーは未対応です」というエラーが出る。SSL問題はメールソフトにも影響しており、25ポート以外のメールの送受信ができない。

つまり、OS10.3をインストールしたマシンでは古い環境を維持できるのだが、ネットに接続してウェブやメールを見るという使い方はできないのだ。

10.7以降のOS

10.7以降のOSの主眼はiOSとの連携に移ってきているようだ。最新のiOS機器を使い続けたければOSを更新する必要がありそうだ。ただし、OSも無料化しているので、古いOSを使い続ける人はそれほど多くないのかもしれない。