2016年5月23日
ミニトマトを眺めいて、実から種を取ったら発芽するんじゃないのかと思った。果肉はなんとなく発芽に悪そうだったので水に洗う。そのまま植木鉢に注ぎ、土に混ぜた。そのまま光の当たらないところに置いておく。
調べるとポイントは次の通り。
- 果肉(トマトに限らず)には発芽阻害物質が含まれているそうなので洗う必要がある。そのまま乾燥させると数年は保存できるらしい。
- トマトの種は嫌光性なので覆土して光の当たらないところに置いておくとよいらしい。
- 発芽にはかなりの高温が必要なので、季節に間に合うように発芽させるためには保温させる必要がある。保温装置がないので、普通は苗を購入した方がよい。
2016年5月27日
4日で発芽した。生育に2ヶ月くらいかかるはずなので定植できる頃には夏になっている。ということで実を収穫することはできないと思うのだが、とりあえず育ててみようと思う。
2016年5月31日
まだ双葉段階だが、ここまで大きくなった
2016年6月3日
土を用意した。庭土にバーミキュライトとパーライトを混ぜた物に鶏糞を大さじいっぱいと石灰を一握り混ぜた。窒素分の多い化成肥料もあったが、窒素が多いと実の付き方が悪いとのこと。石灰は本来は苦土石灰の方がよいということだが、100均の石灰しかなかった。
2016年6月10日
土を準備してから一週間経った。苗はようやく本葉がちらほら見えてきたところだ。動かしてはいけないのかなあなどと思いつつ、定植した。根はあまり発達していなかった。
10本くらいあると思うのだが、このうちこの植木鉢で育てられるのは1本か2本程度だろう。全部ダメになる可能性もあるわけで、このまま日向に出すことにした。日当りはよいが夏は過酷そうなベランダに出す。
2016/6/18
脱落したものはなかったので3本を選んで移植してみたのだが、なんだかしんなりしている。根はそれほど張っていなかった。今日は気温が30度を超えるということなので、ちょっと心配ではある。
2016/7/15
蒔いてから51日で花を確認した。これはもっとも発育が良かったもの。普通だとこの状態になってから「少し深めに」定植するそうである。教科書的にはこれでは鉢が小さすぎるのだが、このまま育ててみることにする。
2016/7/23
いよいよトマトに最初の実がついた。ここまで60日程度。本を読むといろいろ書いてあるトマト。たしかにたくさん収穫しようと思うといろいろなテクニックがあると思うのだが、とりあえず実をつけるのは意外と簡単なのではないかと思った。
2016/8/15
なんと最初の実が赤くなるまでに3週間もかかった。いくつか実がついているが葉っぱも黄色くなっている。肥料が足りないのか、それとも与えすぎてはいけないのかよくわからないので、そのまま水だけをやることにする。乾燥気味に育てたほうが甘くなるというのだが、恐くてそんなことはできない。
2016/8/17
ということで、色の変化に気がついてから2日で、おそるおそる食べてみた。固かったら嫌だなあなどと思ったのだが、しっかりと5月に食べたのと同じ味がした。
同じミニトマトを地植えしたのだが、背丈が150cmくらいになっている。こちらはまだ生育を続けており、やっと花が実に変わりつつある感じだ。条件によって成長度合いが違うらしい。スケジュールどおりならあと3週間くらいで庭植の方も食べられるようになりそうだ。
2016/10/11
庭に下ろしているトマトを処分した。葉ばかりが伸びて見がつかない「つるぼけ」という状態になってしまったようで花がほとんどなかった。樹木のために化成肥料がばら撒かれており肥料過多に陥ってしまったのかもしれない。剪定するとよかったとか芯を止めるとよかったという情報もある。
最初の花がきちんと実をつけないとのちのちに影響するということだ。また主枝以外は剪定してしまった方がよいらしい。
抜き取る時に根を見てみたのだが、ほとんど張っていなかった。にもかかわらず土の上は茂っており、支柱が欠かせないことがわかる。
ミニトマトとはいえ、まっすぐに伸ばすと2メートルくらいになった。鉢植えの方は実が付いており花も見える。室内に取り入れると12月くらいまでなんとかなるという情報もある。