MacintoshとインストールできるOSのまとめ

古いMacintoshを物色していると、どこまでのOSがインストールできるのか気になった。内容に間違いがあるかもしれないので、詳細はAppleのサイトで確認してもらいたい。まずシリアル番号をAppleのサイトに入力して機種を特定してから続きを読んでいただきたい。

扱っている製品は1999年ごろからのものだ。それ以前のClassic環境は扱っていない。1999年以前はADB(Apple Desktop Bass)やSCSIという全く違ったコネクタが使われており、今の周辺機器がほとんど利用できない。

なお、中古で苦労しなくても58,800円出せば新品のMacが手に入る。他が高いので過小評価されがちなMac MIniだが、使い勝手はそんなに悪くないと思う。だが、中古市場では10,000円程度(うまくすれば3,000円前後)でそこそこ使えるマシーンが手に入ることもある。

一方で、今持ってる資産を使いたいという人もいるかもしれない。そういう人はわざわざ古いOSを探す必要があり、中古市場は味方になるだろう。

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Classic環境が使えるOS10.4 (TIgar)

PowerPCと呼ばれる系列のCPUは、G3/G4/G5でOS10.4(Tigar)が使える。OS10.4までインストールできればブラウザーとしてTenFourFoxが使える。モダンブラウザーだが1Ghz程度以下のプロセッサではきついかもしれない。10.3だとSSLなどの関係からメールもブラウザもほぼ利用できないと考えた方がよい。Classic が使えるのはTIgarまでなので、Classic環境で動かしたいソフトを持っている人はTigarが狙い目かもしれない。

PowerPCで動く最後のOS – 10.5 (Leopard)


2003年ごろからのPowerPCはOS10.5(Leopard)が使える。867Mhz以下のCPUにはインストールできない。ここからClasscが使えなくなった。ブラウザーはTenFourFoxが利用できる。PowerPC系のMacintoshはここまでしかOSを上げられない。G5というかなり性能がよいマシーンでもOS10.5どまりだ。実にもったいないのだが、発熱が大きすぎて小型化できなかったそうである。

スタンドアローンとしてはそこそこパワフルなPowerMac G5

G5などは多分、Photoshopなどで利用するには十分すぎるマシーンだろう。このころはWifiが一般的でなかったので、Airmacが内臓されていないものが多い。純正にこだわるなら、Airmacカードとアンテナを入手するのが良いのだが、プラネックスのアダプターのほうが安価に無線LAN環境を構築できる。本体のUSBに直挿しが必要なのでUSBポートが潰れてしまうというデメリットがある。

10.5を使いたい人は古い資産を持っている人だ。わざわざ古いMacを手に入れて使いたい人がそうそういるとも思えない。多分そういう人はOSも持っているのではないだろうか。

1.42GhzのMac MIniもそこそこ快適に使える。ヤフオクでは3000円くらいで手に入れられるので、古いマシーンが壊れてしまったら修理しないで買い換えてしまうのも手かもしれない。特にMac mini G4は壊れる部品が少ないので(ディスプレイもないし、電源もしっかりしている)狙い目かもしれない。OS10.3を持っていればClassic(ただしClassicの起動はできない)環境も作れる。

AmazonにはMacOS X Pantherも売っているのだが、Macmini G4に製品版をインストールしようとしたらフリーズした。添付のディスク(灰色のやつ)を使うか、手持ちの動作する環境をFirewireHDに入れておいたほうがよいかもしれない。OSを持っていないのにHDが抜かれているものは買わないほうがよいということだ。

隙間のIntel Core DuoとOS10.6 (Snow Leopard)

面白いのがIntel Core DuoというタイプのCPUを搭載した機種だ。2006年に発売されたきりなのだが、これが10.6(Snow Leopard)までしかアップグレードできない。次のOSを目指すなら10.6を入れる必要がある(10.5にはApp Storeがないので入手そのものができない。ただし一度手に入れてしまえば、ローカルからでもインストールそのものは可能だが6GBをローカルで保存することになる)が、そうでないなら特にあげる必要がないという中途半端なOSだ。ここまでPowerPC系のソフトが使える。Rosettaという。OS10.6ではRosettaは任意インストールなのだそうだ。

サポート切れだがそこそこ使えるOS 10.7 (Lion)

Intel Core 2 Duoの初期のものはOS10.7まで上げられる。Lionと呼ばれていてiCloudの一部が使える。iLife11を手に入れるとできることは増える。10.7までしか上がらない機種は2007年前後にしか発売されていないのだが、これもヤフオク市場では盛んに取引されている。代表的なのがMacbookのポリカーボネートの一連の商品群だ。運がよければ3000円程度で入手できる。

一応、ChromeやFirefoxがダウンロードできるのだが、アップデートされない。Appleがケアしていないので安全でないと言われるバージョンだ。OS10.7ではRosettaが廃止されPowerPC時代の資産が使えなくなった。OS10.5とのダブルブートにすればPowerPC時代の資産が使えるのだが、PowerPC向けのモダンブラウザーが使えないのでウェブブラウジングを諦めなければならなくなってしまうという悩ましい存在である。

サポートされずに危険だという声がある一方で、メジャーな被害などは報告されていない。脆弱性はわかっている。2014年には「大規模なアタックに利用されるおそれがある」という報道があった。だが、実際に攻撃しようとしてもほとんどユーザーが残っていない。お客のいない釣堀のようなものなので、却ってメジャーな攻撃が行われにくいのかもしれない。

Lionへのアップデートは少し複雑

OS10.7は10.6からのアップグレードを前提にしているので、10.6を買ってから10.7を買う必要があるようだ。もし、あえて10.7が使いたいなら、あらかじめ動作可能なOSを作っておいたほうがよさそうだ。このサイトによるとUSBを手に入れると新規インストールできそうだが、Amazonでは手に入らいようだし、在庫になる予定もなさそうだ。

iOSデバイスと写真を同期させるためにはどうにかしてiLife’11を手に入れる必要がある。ヤフオクやアマゾンで入手できる。

ウィルスの被害は実際に報告されているので、OSだけをアップデートしてもあまり意味はなく、できればセキュリティソフトを導入したほうがいいのかもしれない。NortonはOS10.6には対応していない。一方、カスペルスキーはIntel版のMacintoshを全て網羅している(OS10.6から利用可能)ので、クラウド利用で身元がわかるサーバーへ接続するのを除いてPowerPCをネットに繋ぎ続けるのは危険ということになるかもしれない。

つい最近まで最新OSだった10.11 (El Capitan)

さて、ここから先が変わっていて、OS10.8に上げられる機種は全てOS10.11(El Capitan)まであげることができる。OSはついに無料になった。その代わり、OS10.8〜10.10までは新規ダウンロードができなくなっている。El CapitanではついにiPhotoが使えなくなり、古くからiPhotoを使っていたユーザーを落胆させた。iPhotoのライブラリを写真.appにアップデートする方法が準備されている。ここまで一連はマイナーアップデート扱いだったのかもしれない。主にiOSとの整合性を高めるためのバージョンアップだった気もする。

Appleは2016年秋にMacOS SIerraと呼ばれる新しいバージョンをリリースするようだ。久しぶりに機種の切り捨てが行われ、2009年から2010年ごろの機種でなければアップデートできなくなった。ということで中古市場にある2007年から2009年ごろに発売されたMacintoshが安くなるかもしれない。また、これまでの慣習通りにEl Capitanが新規ダウンロードできなくなるのかが気になる。この記事によると引き続きダウンロードできるようだ。もし、新規インストールができなければ、古いMacを手に入れてもOSの更新が不可能になる人がでてきてしまうからだ。

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