立ち上げ自信は非常に簡単だった。アカウントを作りボタンを数回押すだけでWordpressが入った環境が整備される。
アカウントを作ると300ドルの無料トライアル枠がもらえる。実はこのほかに「無料枠」があるらしい。ただ無料枠は地域をきちんと選ばないと使えないようだ。仕組みが複雑で何がどう無料になるのかがよくわからない。Google Compute Englineで中小のサイトを運営する場合月の運営費用は大体1000円から2000円といったレンジに収めることができる。だがウェブサイトを運営し始めた頃にはどれくらいのトラフィックがあるかがわからないためいったいいくらくらいの予算を準備すればいいかわからない。これがあらかじめ費用が決まっているレンタルサーバーとの違いである。
この記事はGoogle Compute Engineでの運用を止めてから書き直している。最初にWebサイトを立ち上げた時にはサイトへのトラフィックが増えたときにどうアップスケールしていいかわからなかった。結論を書くとアップスケールとダウンスケール自体は非常に簡単だ。ただ運営していた当時には全てが壊れてしまうのが怖くてVMの構成を触ることができなかった。結果的にこれでトラフィックを失うことになってしまったので最初に知っておきたかったのだが、検索しても情報が出てこないのだ。
- まず、準備したサイト(VM=バーチャルマシーン)のスナップショットをとっておく。スナップショットには月ごとの無料枠がある。
- サイト(VM)を停止して編集する。E2マイクロで足りなくなればCPUの数やメモリの数を調整する。
- サイト(VM)を再起動する。同じディスクで起動すればVMの構成を変えてもきちんと起動できる。
- サイトのディスクの場所によって伝送データに違いがある。例えばUSにあるディスクを外部に移動するためには、スナップショットを取り、そのスナップショットを使って別のロケーションにディスクを作る。そしてそのディスクを使って新しいVMを起動すればいい。
あとOSにパッチを当てたりバックアップを取ったりするのはすべて全部自分でやらなければならないのだが、立ち上げた当時にはそれがよくわかっていなかった。
コメントを残す