スマートホーム製品を買って後悔する人

最近スマートホーム製品が増えてきた。今回はスマートホーム製品を買って後悔する人について考えてゆく。不動産デベロッパのいいなりで「最新の機器」を導入すると公開する可能性が高い。面倒でも最初に情報収集したほうが、後々の満足度は高くなるだろう。すでに導入したことがある人に聞いて見るのがもっとも確実なように思える。

新築時にビルドインしてしまった

最初の失敗は「新築時にビルドインしてしまった」ことによって生じる後悔だ。不動産が売れないという事情があり「スマートホーム化」は早くから推進されていた。だが日本の家電メーカーは囲い込みの傾向が強い。そのまま面倒を見続けてくれればいいのだが、出始めの頃の規格が古くなり始めている。

Googleはネットワーク対応型のドアホンを出しているのだが……

例えば、Googleが新しいドアホンを出している。例えば不在時に宅配業者がきた時にもスマホで応答ができる。顔の自動認識も行えるため防犯にも役に立つ。こうした機器はWi-Fiネットワークで接続されることが前提になっている。ところが、既存のスマート家電はこうしたネットワーク化に対応していない。ホームセンターにゆくと一対一のワイヤレス機が多く売られている。これらはお互いに独立しているためシステム的な運用ができないのだ。

オートロックシステムも実は融通が効く仕組みになっていない。当時の最先端ではあったものの今となってはあまり使い勝手が良くない。スマホを鍵がわりにできればいいとは思うのだが、これを実現するのに苦労する。これも実は今でもスマホ対応の新型が出ている。スマホを取り出すのが面倒だという人には物理的なキーバッドボタンも準備されているため、こうした機器を後から取り付けたほうが良い。仮にこれが古くなったとしても取り替えることが容易だからだ。

ネットワークの設定がよくわからない

スマートホームには様々なソリューションがある。例えば見守りカメラを置いて親の様子を確認するという使い方もできる。また留守中のペットの管理などに使う人もいる。リモコン機能がついたハブ・温度センサー・見守りカメラの組み合わせを使えば、こうした機能を実現するのはとても簡単で費用も高くない。

SwitchBotの見守り製品

ビルトインの製品と違って後から付け足して行けるのが特徴なのだが、知らずしらずのうちに機器が増えてゆく。SwitchBotのレビューを見るとアプリの反応が遅く使い勝手が悪いというものが多い。どうやらSwitchBot社のせいだと思われているようだが、おそらくWi-Fiルーターの問題である。これを回避するためにはWi-Fiルーターを選ぶ時にスピード重視ではなく同時接続数重視で選んだりタイマー機能がついているものを選ぶ必要がある。タイマーが重要なのは定期的に接続を切りルーターをリスタートさせるためである。

また5Ghz帯に対応している必要はない。大抵は2.4Ghz帯で動いているからだ。2.4Ghz帯は電子レンジなどのノイズに弱いためルーターの設置場所にも工夫を凝らす必要がある。

この設定がわからない人や「ルーターをブリッジモードに」という意味がわからない人は、ネットワークを知っている人に相談したほうがいい。設定やルーターの選択自体はそれほど難しくないが、慣れない人がやると混乱することになるかもしれない。

ホームセンターで情報収集

SwitchBotのミニプラグはよく見ると左右のプラグの長さが違っている。これは極性対応されているためだ。現在でも極性対応のコンセントプラグは売られている。NとLというそうだ。Nはニュートラルの意味でありLはライブの意味だそうだ。長い方にはNという刻印がついている。

これについてホームセンターで聞いたところ「それは昔の規格だから気にしないでいい」と言われた。忙しすぎてお客さん対応まで気が回らないのだろう。この長さの違いはあまり知られていないためレビューを見ると「コンセントに刺せなかった」というものがある。確かに100円均一の製品には長さが同じものが多く売られている。

さらにワイヤレスドアホンのコーナーにも他の機器と互換性がないものが売られている。最近のスマートホームアイテムは他の製品との互換性が重要なのだが、おそらく知識レベルとしてホームセンターでは情報収集はできないだろう。

複雑な仕組みは作らないほうがいい

最近のスマートホーム家電はシステム化ができるのが魅力の一つである。こうすると複雑な仕組みを組んで見たくなる。実際にIFTTTという有料のサービスを使うとかなり複雑なスクリプトを組むこともできる。

だが過度な依存は禁物だ。SwitchBotは過去「AWSの障害で使えなくなった」ことがある。ネットワーク依存のため障害に弱いという側面がある。この時に「リモコンを片付けてしまってどこにあるかわからない」となると「冷暖房も操作できない」ということになりかねない。

普段は便利な製品なのだが、全く障害がないとは思わないほうがいい。あると便利ではあるのだが「リモコンを捨ててしまう」というような過度な依存は避けたほうがいい。


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