機種変更が終わる前に古いiPhoneを売却しても大丈夫なのか?

iPhone 8がiOS17の対象から外れた。OSがiOS17に切り替わるのは9月なのだがiPhone8の値段が崩れる前にiPhone SE第二世代二回変えてしまおうと思った。同時に売ると少し高く売れる。そこで「機種変更が完了する前に古いiPhoneを手放してもだおい丈夫なのか?」と思った。結論からいうと大丈夫なのだが、注意点もある。

iPhone SE(2016), iPhone 8, iPhone 5c, iPhone 6s

古いiPhoneは手放してしまっても「乗り換え」はできる

Appleサポートに電話したところ「古いiPhoneが壊れてから乗り換える人もいる」から機種変更の際に古いiPhoneを持っていなくても大丈夫だと言われた。確かに言われてみればその通りだ。

GEOは古いiPhoneの売却代金をLuecaに入れると10%の「おまけ」がつく。今回はiPhone 8を4,500円で売ったので450円がおまけになる。iPhone SE(第二世代)は23000円程度だった。つまり乗り換え代金は18,000円ということにある。これでおよそ2年間は最新OSを使えることになる。

ただし条件はある

バックアップからの復元をするとほぼ元通りに使えるようになる。ただしスムーズない行為は条件がある。またやはり追加作業はそれなりに必要だった。

SIMカードを新しいiPhoneに挿すと通話はできるようになる。ただインターネット通信をやるためには再度プロファイルをダウンロードしてインストールする必要があった。オンラインバンキングも登録のやり直しが発生する。最も面倒なのはセブン銀行だ。コンビニにATMカードを入れてQRコードを取得しiPhoneに読み込まないとオンラインバンキングの再登録ができない。

Macを持っていること

できるだけOSのバージョンが新しいMacを持っている必要がある。バックアップをMacでとっておく必要があるからだ。このバックアップがないと再度すべてのアプリをダウンロードしなおした上で再登録作業が必要になる。バックアップは必ずとっておこう。

クレジットカードとSUICAは事前に古いiPhoneから抜いておく

後からiCloud上でクレジットカードなどを無効にすることはできるのだが予め抜いておくと作業はスムーズだ。

  • 一部のクレジットカード、デビットカード、ポイントカード(dポイントとPONTA)は自動で復元された。
  • Mizuhoのスマートデビット(プラスチックのカードがないもの)は手動で復元する必要があった。これも古いiPhoneからカードを抜いていないと作業が複雑になるそうだ。
  • SUICAは自動復元だったがApple Watchの再同期に手間取った。バックアップから復元すると「新しいiPhoneとApple Watchを同期するか」聞かれる。これで復元するとSUICAがうまく同期されない。エクスプレス設定ができずそのうちに「このカードは正しく登録されていない」というエラーが出た。結局ペアリングをやり直して手動で再追加する必要があった。

意外と忘れがちなLINE

LINEは極めて特殊である。まず「新しい機種に復元する」宣言をする。72時間有効になる。この期間に新しいiPhoneでLINEアカウントをアクティベートするとアカウントが引き継がれる仕組みである。この時にトーク履歴のバックアップを忘れるとトーク履歴が引き継がれなくなる。

機種変更自体は怖くない

今回の件で「機種変更自体は怖くないな」と思った。iPhone 8とiPhone SE(第二世代)は筐体の姿が似ている。スマホケースもそのまま使えた。今回は色も変えなかったので機種変更をしたという実感がないくらいだ。

ただし要点はいくつかあり、これを押さえていないと意外と手間取ることがある。リセールバリューは待てば待つほど落ちてゆく。一方で最新OSが乗る最も安価な機種の値段が下がることはない。状態のいいiPhoneを見つけたらバックアップを取った上で早めに乗り換えるのがいいのではないかと個人的には思う。


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