【ご参考】ChromeがChrome OS Flexという新しいOSを提供し始めた。これを使うと古いMacBookなどで最新版のChromeが使える可能性がある。もし「もう使わなくなっても構わない」というMacBookを持っているならダメ元で試して見るのも面白いかもしれない。GoogleはサポートしていないがMacBook A1181(2007)年モデルで導入して成功した。
当ブログの人気コンテンツに古いバージョンのMacintoshで使えるブラウザーのまとめというものがある。書いてからしばらく経ったのでアップデートをすることににした。一番の変化はEl CaptitanのChromeアップデート対応が終わってしまったという点である。
- PPC
- TenFourFox (OS10.4/OS 10.5)公式サポートが終わったため「自己責任」で最終版を探してきてダウンロードする必要がある。
- Intel Mac
- Google Chrome
- Chrome Version 21(OS10.5/ Leopard)
- Chrome Version 49(OS10.7/ LION)
- Chrome Version 103(OS10.11.6/ El Capitan)
- Firefox
- Firefox Version 48.0.2 (OS10.7/LION)
- Google Chrome
El Capitanはついに現役インターネットマシーンではなくなった
ということで、2022年6月をもってEl CapitanのMacは最新版Chromeが動くMacではなくなった。今動いているものはしばらくは使えると思うのだが中古でわざわざ買うならこの辺りのMacは買わないほうがいいと思う。
もう一つEl Capitanで気をつけるべきなのはSSLである。一部のSSLサービスで使われている情報が認識できなくなったため「セキュリティが確認できない」というエラーが出る。このため大手でないサービス(個人ブログ)などにはアクセスできないものが出てきている。
ギリギリ最新版のChromeが動く古いMac
現在Google ChromeでいうとHigh Sierraでは最新版のブラウザーが動く。ネット環境は快適そのものである。El Capitanが2022年までサポートされたことを考えるとすぐにブラウザーが使えなくなるということはなさそうだ。だいたい2010年と2011年に作られたものがHigh Sierra世代にあたる。探せば10,000円程度で見つかるのではないかと思う。
High Sierraは次のMacで動く(2022年6月末現在)
- iMac: iMac Late 2009, iMac Mid 2010, iMac Mid 2011(同じ2009でもEarlyでは動かないので注意が必要)
- Mac Mini: Mac Mini Mid 2010とMac Mini Mid 2011
- MacBook Air: MacBook Air Late 2010とMacBook Air Late 2011
- MacBook: MacBook Late 2009とMacBook Mid 2010
- MacBook Pro: MacBook Pro Mid 2010, MacBook Pro Early 2011とMacBook Pro Late 2011
古いMacのオススメの使い方
インターネットに接続できなくなったとしても悲観することはない。古いビンテージMacは驚くほど色々な使い方ができるのだ。
OS 10.5が動くINTEL Mac
- グラフィックソフトを持っていれば現役のグラフィック機として使える。
- Mac2TV持っていればデジタルテレビ兼録画機として使える。ただしMacMiniなど外付けモニターが前提のものは使えない。このブログでは2000円で購入してきたiMacに録画機能をつけて使っている。
- Canonのアプリを入れればEOS Kissの初期型モデル(ただしEOS Kiss Digital, EOS Kiss Digital N, EOS 1Dなどを除く)でカメラ・スタジオとして使える。
OS10.11が動くIntel Mac
- Garagebandをダウンロードすると楽器として利用することができる。iCloud経由で他のMacやiPhoneとの連携作業も可能だ。
- 写真の閲覧や保存などiCloudの作業は全て標準でこなすことができる。